4.2. プロジェクトのバックアップクォータの表示および変更


ユーザーが各プロジェクト (テナント) に対して作成できる Block Storage ボリュームバックアップに適用される次のリソースクォータの制限を変更または表示できます。

  • backups では、このプロジェクトのユーザーが作成できる Block Storage ボリュームバックアップの最大数を指定します。デフォルトでは、この制限は 10 に設定されています。
  • backup-gigabytes は、このプロジェクトのユーザーが作成できるすべての Block Storage ボリュームバックアップの合計サイズ (ギガバイト単位) を指定します。デフォルトでは、この制限は 1000 に設定されています。

各プロジェクトにおける、Block Storage バックアップリソースクォータの使用状況も表示できます。

手順

  1. ワークステーションから OpenStackClient Pod のリモートシェルにアクセスします。

    $ oc rsh -n openstack openstackclient
    $ source ./cloudrc
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    注記

    cloudrc ファイルが存在しない場合は、exit コマンドを入力してこのファイルを作成します。詳細は、cloudrc ファイルの作成 を参照してください。

  2. オプション: 必要なプロジェクトの ID または名前を取得するプロジェクトを一覧表示します。

    $ openstack project list
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 特定プロジェクトのバックアップクォータの現在の制限を表示します。

    $ openstack quota show <project>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • <project> を必要なプロジェクトの ID または名前に置き換えます。

      これにより、指定されたプロジェクトのすべてのリソースクォータの制限が表示されます。テーブルの backup-gigabytes フィールドと backups フィールドの Limit 列に注意してください。以下に例を示します。

      $ openstack quota show c2c1da89ed1648fc8b4f35a045f8d34c
      +-----------------------+-------+
      | Resource              | Limit |
      +-----------------------+-------+
      ...
      | backups               |    10 |
      ...
      | backup-gigabytes      |  1000 |
      ...
      +-----------------------+-------+
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. オプション: ユーザーがプロジェクト用に作成できるすべての Block Storage ボリュームバックアップの合計サイズを変更します。

    $ openstack quota set --backup-gigabytes <totalgb> <project>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • <totalgb> を、ユーザーがこのプロジェクト用に作成できるバックアップの合計サイズ (ギガバイト単位) に置き換えます。
  5. オプション: ユーザーがプロジェクト用に作成できる Block Storage ボリュームバックアップの最大数を変更します。

    $ openstack quota set --backups <maxnum> <project>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • <maxnum> を、ユーザーがこのプロジェクト用に作成できるバックアップの最大数に置き換えます。
  6. オプション: これらの Block Storage ボリュームのバックアップクォータの使用状況を表示し、必要に応じて、特定プロジェクトに対する制限の変更を確認します。

    $ cinder quota-usage <project_id>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • <project_id> をプロジェクトの ID に置き換えます。

      このテーブルの最初の 2 行は、指定されたプロジェクトのバックアップクォータを指定します。このテーブルで、以下に示す列を確認します。

    • In_use 列は、各リソースがどれだけ使用されているかを示します。
    • Limit 列は、クォータ制限がデフォルト設定から調整されたかどうかを示します。この例では、両方とも調整されています。

      $ cinder quota-usage c2c1da89ed1648fc8b4f35a045f8d34c
      +-----------------------+--------+----------+-------+-----------+
      | Type                  | In_use | Reserved | Limit | Allocated |
      +-----------------------+--------+----------+-------+-----------+
      | backup_gigabytes      | 235    | 0        | 500   |           |
      | backups               | 7      | 0        | 12    |           |
      ...
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  7. openstackclient Pod を終了します。

    $ exit
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat