3.25. ビルドマネージャー設定フィールド


表3.28 ビルドマネージャー設定フィールド
フィールド説明

ALLOWED_WORKER_COUNT

String

Red Hat Quay Pod ごとにインスタンス化される Build Worker の数を定義します。通常は 1 に設定します。

ORCHESTRATOR_PREFIX

String

すべての Redis キーに追加する一意の接頭辞を定義します。これは、オーケストレーターの値を他の Redis キーから分離するのに役立ちます。

REDIS_HOST

Object

Redis サービスのホスト名。

REDIS_PASSWORD

String

Redis サービスへの認証に使用するパスワード。

REDIS_SSL

Boolean

Redis の接続に SSL/TLS を使用するかどうかを定義します。

REDIS_SKIP_KEYSPACE_EVENT_SETUP

Boolean

デフォルトでは、Red Hat Quay はランタイム時のキーイベントに必要なキースペースイベントを設定しません。これを行うには、REDIS_SKIP_KEYSPACE_EVENT_SETUPfalse に設定します。

EXECUTOR

String

このタイプのエグゼキュータの定義を開始します。有効な値は kubernetes および ec2 です。

BUILDER_NAMESPACE

String

Red Hat Quay のビルドが行われる Kubernetes 名前空間。

K8S_API_SERVER

Object

ビルドが行われる OpenShift Container Platform クラスターの API サーバーのホスト名。

K8S_API_TLS_CA

Object

API 呼び出しの実行時に Quay アプリケーションが信頼するビルドクラスターの CA 証明書の Quay コンテナーのファイルパス。

KUBERNETES_DISTRIBUTION

String

使用している Kubernetes の種類を示します。有効な値は openshift および k8s です。

CONTAINER_*

Object

build Pod のリソース要求および制限を定義します。

NODE_SELECTOR_*

Object

build Pod がスケジューリングされるノードセレクターラベル名と値のペアを定義します。

CONTAINER_RUNTIME

Object

ビルダーが dockerpodman のどちらを実行するかを指定します。Red Hat の quay-builder イメージを使用しているお客様は、これを podman に設定してください。

SERVICE_ACCOUNT_NAME/SERVICE_ACCOUNT_TOKEN

Object

build Pod で使用されるサービスアカウント名またはトークンを定義します。

QUAY_USERNAME/QUAY_PASSWORD

Object

WORKER_IMAGE フィールドで指定された Red Hat Quay ビルドワーカーイメージをプルするために必要なレジストリー認証情報を定義します。お客様は、registry.redhat.io に対して https://access.redhat.com/RegistryAuthentication の記事のレジストリーサービスアカウントの作成セクションで定義されている Red Hat Service Account の認証情報を提供する必要があります。

WORKER_IMAGE

Object

Red Hat Quay ビルダーイメージのイメージ参照 (registry.redhat.io/quay/quay-builder)。

WORKER_TAG

Object

希望するビルダーイメージのタグ。最新バージョンは 3.9 です。

BUILDER_VM_CONTAINER_IMAGE

Object

各 Red Hat Quay ビルドの実行に必要な内部仮想マシンを保持するコンテナーイメージの完全な参照 (registry.redhat.io/quay/quay-builder-qemu-rhcos:3.9)。

SETUP_TIME

String

ビルドがまだビルドマネージャーに登録されていない場合に、タイムアウトする秒数を指定します。デフォルトは 500 秒です。タイムアウトしたビルドは、3 回再起動が試みられます。3 回試してもビルドが登録されない場合は、失敗とみなされます。

MINIMUM_RETRY_THRESHOLD

String

この設定は、複数のエグゼキューターで使用されます。別のエグゼキューターを選択するまでに、ビルドの開始を何回再試行するかを示します。0 に設定すると、ビルドジョブの試行回数に制限がなくなります。この値を意図的に小さく (3 以下) しておくことで、インフラストラクチャーに障害が発生した際に迅速にフェイルオーバーを行うことができます。この設定には値を指定する必要があります。たとえば、Kubernetes を第 1 のエグゼキューター、EC2 を第 2 のエグゼキューターとして設定します。ジョブ実行の最後の試行を常に Kubernetes ではなく EC2 で実行する場合は、Kubernetes のエグゼキューターの MINIMUM_RETRY_THRESHOLD1 に、EC2 の MINIMUM_RETRY_THRESHOLD0 に設定します (設定していない場合はデフォルトで 0 になります)。この場合、Kubernetes の MINIMUM_RETRY_THRESHOLD retries_remaining(1)False と評価され、設定された 2 番目のエクゼキュータにフォールバックされます。

SSH_AUTHORIZED_KEYS

Object

ignition 設定でブートストラップする SSH 鍵のリスト。これにより、他の鍵を使用して EC2 インスタンスや QEMU 仮想マシン (VM) に SSH 接続できます。

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