3.7. Redis 設定フィールド


このセクションでは、Redis デプロイメントで利用可能な設定フィールドを説明します。

3.7.1. ビルドログ

Redis デプロイメントには、以下のビルドログ設定フィールドを利用できます。

表3.7 ビルドログの設定
フィールド説明

BUILDLOGS_REDIS
(必須)

Object

ビルドログキャッシュ用の Redis 接続の詳細。

.host
(必須)

String

Redis にアクセスできるホスト名。
例:
quay-server.example.com

.port
(必須)

Number

Redis にアクセスできるポート。
例:
6379

.password

String

Redis インスタンスに接続するためのパスワード。
例:
strongpassword

.ssl
(オプション)

Boolean

Redis と Quay 間の TLS 通信を有効にするかどうか。デフォルトは false です。

3.7.2. ユーザーイベント

Redis デプロイメントには、以下のユーザーイベントフィールドを使用できます。

表3.8 ユーザーイベント設定
フィールド説明

USER_EVENTS_REDIS
(必須)

Object

ユーザーイベント処理の Redis 接続の詳細。

.host
(必須)

String

Redis にアクセスできるホスト名。
例:
quay-server.example.com

.port
(必須)

Number

Redis にアクセスできるポート。
例:
6379

.password

String

Redis インスタンスに接続するためのパスワード。
例:
strongpassword

.ssl

Boolean

Redis と Quay 間の TLS 通信を有効にするかどうか。デフォルトは false です。

.ssl_keyfile
(オプション)

String

使用するクライアント証明書を格納する鍵データベースファイルの名前。
例:
ssl_keyfile:/path/to/server/privatekey.pem

.ssl_certfile
(オプション)

String

SSL 証明書のファイルパスを指定するために使用されます。
例:
ssl_certfile:/path/to/server/certificate.pem

.ssl_cert_reqs
(オプション)

String

SSL/TLS ハンドシェーク中に実行される証明書検証のレベルを指定するために使用されます。
例:
ssl_cert_reqs: CERT_REQUIRED

.ssl_ca_certs
(オプション)

String

信頼された認証局 (CA) 証明書のリストを含むファイルへのパスを指定するために使用されます。
例:
ssl_ca_certs:/path/to/ca_certs.pem

.ssl_ca_data
(オプション)

String

信頼できる CA 証明書を含む文字列を PEM 形式で指定するために使用されます。
例:
ssl_ca_data: <certificate>

.ssl_check_hostname
(オプション)

Boolean

サーバーへの SSL/TLS 接続をセットアップするときに使用されます。サーバーの SSL/TLS 証明書のホスト名が、接続先のサーバーのホスト名と一致することをクライアントが確認する必要があるかどうかを指定します。
例:
ssl_check_hostname: true

3.7.3. redis の設定例

次の YAML は、オプションの SSL/TLS フィールドを持つ Redis を使用したサンプル設定を示しています。

BUILDLOGS_REDIS:
  host: quay-server.example.com
  password: strongpassword
  port: 6379
  ssl: true


USER_EVENTS_REDIS:
  host: quay-server.example.com
  password: strongpassword
  port: 6379
  ssl: true
  ssl_*: <path_location_or_certificate>
注記

デプロイで Azure Cache for Redis を使用し、ssltrue に設定されていると、ポートはデフォルトで 6380 になります。

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