13.4. リモート実行用のトランスポートモード


Satellite が、リモートジョブ実行に 2 つの異なるトランスポートモードを使用するように設定できます。1 つの Capsule を、どちらか一方のモードを使用するように設定することはできますが、両方を使用するように設定することはできません。

プッシュベースのトランスポート

ssh モードの Capsule では、リモート実行は SSH サービスを使用してジョブの詳細を転送します。これは、デフォルトのトランスポートモードです。ターゲットホストで SSH サービスを有効にし、アクティブにする必要があります。リモート実行 Capsule は、ターゲットホストの SSH ポートにアクセスできる必要があります。別の設定がない限り、標準の SSH ポートは 22 です。

このトランスポートモードは、スクリプトプロバイダーと Ansible プロバイダーの両方をサポートします。

プルベースのトランスポート

pull-mqtt モードの Capsule では、リモート実行は Message Queueing Telemetry Transport (MQTT) を使用して、Satellite Server から受信するジョブ実行を開始します。ホストは、yggdrasil プルクライアントを使用して、ジョブ通知のために Capsule 上の MQTT ブローカーにサブスクライブします。ホストは MQTT ブローカーから通知を受信すると、HTTPS 経由で Capsule からジョブの詳細を取得し、ジョブを実行して、結果を Capsule に報告します。

このトランスポートモードは、スクリプトプロバイダーのみをサポートします。

pull-mqtt モードを使用するには、Capsule Server でこのモードを有効にし、ホストでプルクライアントを設定する必要があります。

注記

Capsule ですでに pull-mqtt モードを使用していて、ssh モードに戻す必要がある場合は、次の satellite-installer コマンドを実行します。

# satellite-installer --foreman-proxy-plugin-remote-execution-script-mode=ssh

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