6.3. ログファイルからの情報の収集


ログファイルから情報を収集するには以下の 2 つのユーティリティーがあります。
表6.2 ログ収集ユーティリティー
コマンド
説明
foreman-debug
foreman-debug コマンドは、Red Hat Satellite とそのバックエンドサービスの設定およびログファイルデータとシステム情報を収集します。この情報は収集され、tar ファイルに書き込まれます。デフォルトでは、出力される tar ファイルは /tmp/foreman-debug-xxx.tar.xz にあります。
また、foreman-debug コマンドは、過去 60 日間に実行されたタスクをエクスポートします。デフォルトでは、出力される tar ファイルは /tmp/task-export-xxx.tar.xz にあります。ファイルが見つからない場合は、/tmp/task-export.log ファイルを参照して、タスクのエクスポートに失敗した理由を確認してください。
詳細は、foreman-debug --help を実行してください。
このコマンドの実行時にはタイムアウトがありません。
sosreport
sosreport コマンドは、Red Hat Enterprise Linux システムから設定および診断情報(実行中のカーネルバージョン、ロードされたモジュール、システムおよびサービス設定ファイルなど)を収集するツールです。また、このコマンドは外部プログラム(たとえば、foreman-debug -g)を実行して Satellite 固有の情報を収集し、この出力を tar ファイルに保存します。
デフォルトでは、出力 tar ファイルは /var/tmp/sosreport-XXX-20171002230919.tar.xz にあります。詳細は、sosreport --help を実行するか、: 『What is a sosreport and how to create one? を』 参照 https://access.redhat.com/solutions/3592 してください。
sosreport コマンドは foreman-debug -g を呼び出し、500 秒後にタイムアウトします。Satellite Server のログファイルが大きい場合や多くの Satellite タスクがある場合、サポートエンジニアはサポートケースを作成するときに sosreportforeman-debug の出力を必要とすることがあります。
重要
foreman-debugsosreport では、情報を収集する間にパスワード、トークン、キーなどのセキュリティー情報が削除されます。ただし、tar ファイルには依然として Red Hat Satellite Server についての機密情報が含まれる可能性があります。Red Hat では、この情報をパブリックではなく特定の受信者に直接送信することを推奨します。
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