9.6. アクション
9.6.1. データセンターアクションの強制削除
マスターストレージドメインへの接続の損失やストレージドメインの削除時に利用可能なホストがない場合、API ユーザーはストレージドメインで解決できない問題が発生した場合に、データセンターを強制的に削除します。API には、このような状況に役立つ
強制 アクションが含まれています。
このアクションにより、API が Red Hat Virtualization 環境からデータセンターを削除する前に、選択したデータセンターに関連付けられたデータベースエントリーを削除します。つまり、API は関連付けられたストレージドメインに関係なくデータセンターを削除します。
このアクションには
DELETE メソッドが必要です。リクエスト本文には、force パラメーターが true に設定された アクション 表現が含まれます。また、リクエストには、本文で XML 表現を処理するために追加の Content-type: application/xml ヘッダーも必要です。
例9.16 データセンターでの強制削除アクション
DELETE /ovirt-engine/api/datacenters/00000000-0000-0000-0000-000000000000 HTTP/1.1 Accept: application/xml Content-type: application/xml <action> <force>true</force> </action>
このアクションは以下のとおりです。
- データセンターに関連付けられた
データストレージドメインのデータベース情報をすべて削除します。 - データセンターに関連付けられた
データストレージドメインの仮想マシンやテンプレートなどのリソースのすべてのデータベース情報を削除します。 isoをデタッチし、データセンターからストレージドメインをエクスポートします。- データセンターのデータベース情報を削除します。
このアクションにより、削除前にデータセンターが空になる要件が上書きされます。
重要な影響
このアクションにより、データセンターに関連付けられたリソースのデータベースエントリーのみが削除されます。
データセンターに関連付けられたデータ ストレージドメインは、再利用する前に手動でフォーマットする必要があります。iso および エクスポート ドメインのメタデータでは、別のデータセンターで使用する前に手動でクリーニングする必要があります。
