4.3. USB デバイスの設定
SPICE プロトコルに接続している仮想マシンは、USB デバイスに直接接続するように設定できます。
USBデバイスは、仮想マシンがアクティブで、フォーカスが設定され、VMポータルから実行されている場合にのみ、リダイレクトされます。USB リダイレクトは、デバイスがプラグインされるたびに手動で有効にしたり、Console Options ウィンドウでアクティブな仮想マシンに自動的にリダイレクトしたりするように設定することができます。
クライアントマシンとゲストマシンの違いに注意してください。クライアントは、ゲストにアクセスするためのハードウェアです。ゲストは、VM ポータルまたは管理ポータルからアクセスする仮想デスクトップまたは仮想サーバーです。
4.3.1. 仮想マシンでの USB デバイスの使用
USB リダイレクトが 有効化された モードでは、Linux および Windows 仮想マシンの KVM/SPICE USB リダイレクトが許可されます。仮想(ゲスト)マシンには、ネイティブ USB 用のゲストがインストールされたエージェントやドライバーは必要ありません。Red Hat Enterprise Linux クライアントでは、USB リダイレクトに必要なすべてのパッケージは virt-viewer
パッケージで提供されます。Windows クライアントで usbdk
パッケージもインストールする必要があります。有効な USB モードは、以下のクライアントおよびゲストでサポートされています。
クライアント
- Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
- Windows 10
- Windows 8
- Windows 7
- Windows 2008
- Windows 2008 Server R2
Guest
- Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
- Windows 7
- Windows XP
- Windows 2008
64 ビットアーキテクチャーの PC を使用している場合は、64 ビットバージョンの Internet Explorer を使用して 64 ビットバージョンの USB ドライバーをインストールする必要があります。32 ビットバージョンを 64 ビットアーキテクチャーにインストールした場合には、USB リダイレクトは機能しません。最初に正しい USB タイプをインストールしている場合には、32 ビットブラウザーと 64 ビットブラウザーの両方から USB リダイレクトにアクセスできます。