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付録G ブランド化

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G.1. ブランド化

G.1.1. Manager の再ブランド化

ポップアップウィンドウで使用されるアイコンや表示されるテキスト、Welcome ページに表示されるリンクなど、Red Hat Virtualization Manager のさまざまな側面をカスタマイズできます。これにより、Manager のブランドを変更し、管理者およびユーザーに表示される最終的なルックアンドフィールを細かく制御できます。

Manager のカスタマイズに必要なファイルは、Manager がインストールされているシステムの /etc/ovirt-engine/branding/ ディレクトリーにあります。ファイルは、グラフィカルユーザーインターフェイスのさまざまな側面のスタイルを設定するために使用されるカスケードスタイルシートファイルのセットと、Manager のさまざまなコンポーネントに組み込まれるメッセージとリンクを含むプロパティーファイルのセットで設定されています。

コンポーネントをカスタマイズするには、そのコンポーネントのファイルを編集して変更を保存します。次にそのコンポーネントを開いたり更新したりすると、変更が適用されます。

G.1.2. ログイン画面

ログイン画面は、管理ポータルと VM ポータルの両方が使用するログイン画面です。カスタマイズできるログイン画面の要素は次のとおりです。

  • ボーダー
  • 左側のヘッダーイメージ
  • 右側のヘッダーイメージ
  • ヘッダーテキスト

ログイン画面のクラスは common.css にあります。

G.1.3. 管理ポータルの画面

管理ポータルの画面は、管理ポータルにログインする際に表示されるメイン画面です。カスタマイズできる管理ポータル画面の要素は、以下のとおりです。

  • ロゴ
  • 左側のバックグラウンドイメージ
  • センターのバックグラウンドイメージ
  • 右側のバックグラウンドイメージ
  • ロゴの右側にあるテキスト

管理ポータル画面のクラスは web_admin.css にあります。

G.1.4. VM ポータル画面

VM ポータル画面は、VM ポータルにログインする際に表示される画面です。カスタマイズが可能な VM ポータル画面の要素は、以下のとおりです。

  • ロゴ
  • センターのバックグラウンドイメージ
  • 右側のバックグラウンドイメージ
  • メイングリッド周辺の境界線
  • Logged in user ラベルの上のテキスト

VM ポータル画面のクラスは user_portal.css にあります。

G.1.5. ポップアップウィンドウ

ポップアップウィンドウとは、ホストまたは仮想マシンなどのエンティティーの作成、編集、または更新を可能にする Manager のすべてのウィンドウです。カスタマイズできるポップアップウィンドウの要素は次のとおりです。

  • ボーダー
  • 左側のヘッダーイメージ
  • ヘッダーセンターイメージ (繰り返し)

ポップアップウィンドウのクラスは common.css にあります。

G.1.6. タブ

管理ポータルの多くのポップアップウィンドウにはタブが含まれています。カスタマイズ可能なこれらのタブの要素は次のとおりです。

  • アクティブ
  • 非アクティブ

タブのクラスは common.css および user_portal.css にあります。

G.1.7. Welcome ページ

Welcome ページは、Manager のホームページにアクセスする際に最初に表示されるページです。全体的なルックアンドフィールをカスタマイズするだけでなく、テンプレートファイルを編集して、追加のドキュメントや内部 Web サイトのページへのリンクを追加するなどの変更を加えることもできます。カスタマイズできる Welcome ページの要素は次のとおりです。

  • ページタイトル
  • ヘッダー (左、中央、右)
  • エラーメッセージ
  • 転送するリンクおよびそのリンクに関連するメッセージ
  • メッセージバナーまたはプリアンブルの追加

Welcome ページのクラスは welcome_style.css にあります。

テンプレートファイル

Welcome Page のテンプレートファイルは、HTMLHEAD、または BODY のタグが含まれない通常の HTML ファイルで、名前は welcome_page.template です。このファイルは Welcome ページに直接挿入され、Welcome ページに表示されるコンテンツのコンテナーとして機能します。そのため、このファイルを編集して、新しいリンクを追加したり、コンテンツ自体を変更したりする必要があります。テンプレートファイルのもう 1 つの特長として、Welcome ページの処理時に messages.properties ファイル内の対応するテキストに置き換えられるプレースホルダーテキスト (例: {user_portal}) が含まれていることが挙げられます。

プリアンブル

バナーテキストを含む preamble.template とバナーサイズを定義する preamble.css ファイルを追加し、branding.properties ファイルでリンクすることにより、Welcome ページにカスタムメッセージバナーを追加できます。サンプルファイルは、sample preamble template で利用できます。

注記

エンジンをアップグレードしても、カスタムメッセージバナーはそのまま残り、問題なく機能します。エンジンのバックアップと復元の後、エンジンの復元中にカスタムメッセージバナーを手動で復元して確認する必要があります。

G.1.8. Page Not Found ページ

Page Not Found ページは、Red Hat Virtualization Manager で見つからないページへのリンクを開くと表示されるページです。カスタマイズできる Page Not Found ページの要素は以下のとおりです。

  • ページタイトル
  • ヘッダー (左、中央、右)
  • エラーメッセージ
  • 転送するリンクおよびそのリンクに関連するメッセージ

Page Not Found ページのクラスは welcome_style.css にあります。

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