検索

付録B カスタムネットワークプロパティー

download PDF

B.1. bridge_opts パラメーターの説明

表B.1 bridge_opts パラメーター
パラメーター説明

forward_delay

ブリッジがリスニング状態とラーニング状態で費やす時間をデシ秒単位で設定します。この時点でスイッチングループが検出されない場合、ブリッジは転送状態になります。これにより、通常のネットワーク操作の前に、ネットワークのトラフィックおよびレイアウトを検査する時間ができます。

group_addr

一般的な問い合わせを行う場合は、この値をゼロに設定します。グループ固有およびグループおよびソース固有のクエリーを送信するには、この値を IP アドレスではなく 6 バイトの MAC アドレスに設定します。許可される値は、01:80:C2:00:00:0x (01:80:C2:00:00:0101:80:C2:00:00:0201:80:C2:00:00:03 を除く) です。

group_fwd_mask

ブリッジがリンクローカルグループアドレスを転送できるようにします。この値をデフォルトから変更すると、非標準のブリッジ動作が可能になります。

hash_max

ハッシュテーブルのバケット数の最大値。これはすぐに有効になり、現在のマルチキャストグループエントリーの数より少ない値に設定することはできません。値は 2 の累乗でなければなりません。

hello_time

'hello' メッセージを送信してからネットワークトポロジー内のブリッジの位置を通知するまでの時間間隔をデシ秒単位で設定します。このブリッジが Spanning Tree ルートブリッジである場合にのみ適用されます。

max_age

他のルートブリッジから 'hello' メッセージを受け取ってから、そのブリッジがデッドとなったとみなされ、引き継ぎが開始されるまでの最大時間をデシ秒単位で設定します。

multicast_last_member_count

ホストから 'leave group' メッセージを受け取った後、マルチキャストグループに送信する 'last member' クエリーの回数を設定します。

multicast_last_member_interval

'last member' クエリーの間隔をデシ秒単位で設定します。

multicast_membership_interval

ブリッジがホストへのマルチキャストトラフィックの送信を停止する前に、ブリッジがマルチキャストグループのメンバーからの応答を待機する時間をデシ秒単位で設定します。

multicast_querier

ブリッジがマルチキャストクエリーをアクティブに実行するかどうかを設定します。ブリッジが他のネットワークホストからマルチキャストホストメンバーシップクエリーを受信すると、そのホストはクエリーを受け取った時刻にマルチキャストクエリー間隔を加えた時間に基づいて追跡されます。ブリッジが後でそのマルチキャストメンバーシップのトラフィックを転送しようとした場合、またはクエリーを実行しているマルチキャストルーターと通信している場合は、このタイマーはクエリーアの有効性を確認します。有効な場合、マルチキャストトラフィックは、ブリッジの既存のマルチキャストメンバーシップテーブルを介して配信されます。有効でなくなると、トラフィックはすべてのブリッジポートを介して送信されます。マルチキャストメンバーシップを持つ、またはマルチキャストメンバーシップを期待しているブロードキャストドメインは、パフォーマンスを向上させるために少なくとも 1 つのマルチキャストクエリーアを実行する必要があります。

multicast_querier_interval

ホストから受け取った最後のマルチキャストホストメンバーシップクエリー間の最大間隔をデシ秒単位で設定して、それがまだ有効であることを確認します。

multicast_query_use_ifaddr

ブール値。デフォルトは 0 です。この場合、クエリーアは IPv4 メッセージの送信元アドレスとして 0.0.0.0 を使用します。これを変更すると、ブリッジ IP が送信元アドレスとして設定されます。

multicast_query_interval

マルチキャストメンバーシップの有効性を確保するために、ブリッジによって送信されるクエリーメッセージ間の時間をデシ秒単位で設定します。このとき、またはブリッジがそのメンバーシップのマルチキャストクエリーを送信するように要求された場合、ブリッジは、チェックが要求された時間と multicast_query_interval に基づいて、自身のマルチキャストクエリーアの状態をチェックします。このメンバーシップのマルチキャストクエリーが最後の multicast_query_interval 内に送信された場合、それは再度送信されません。

multicast_query_response_interval

送信されたクエリーにホストが応答できる時間の長さ (デシ秒)。multicast_query_interval の値以下である必要があります。

multicast_router

マルチキャストルーターが接続されているポートの有効/無効を設定します。1 つ以上のマルチキャストルーターを備えたポートは、すべてのマルチキャストトラフィックを受信します。値 0 は完全に無効になり、値 1 はシステムがクエリーに基づいてルーターの存在を自動的に検出できるようにし、値 2 はポートが常にすべてのマルチキャストトラフィックを受信できるようにします。

multicast_snooping

スヌーピングの有効/無効を切り替えます。スヌーピングを使用すると、ブリッジはルーターとホスト間のネットワークトラフィックをリッスンして、適切なリンクへのマルチキャストトラフィックをフィルタリングするためのマップを維持できます。このオプションを使用すると、ユーザーは、ハッシュの競合によって自動的に無効になった場合にスヌーピングを再度有効にできます。ハッシュの競合が解決されていない場合は、再度有効にしないでください。

multicast_startup_query_count

メンバーシップ情報を決定するのに起動時に送信されるクエリーの数を設定します。

multicast_startup_query_interval

メンバーシップ情報を決定するために起動時に送信されるクエリー間の時間をデシ秒単位で設定します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.