11.7. USBGuard IPC インターフェイスを使用するユーザーおよびグループの許可


デフォルトでは、USBGuard のパブリック IPC インターフェイスを使用できるのは root ユーザーのみです。root に加えて、特定のユーザーまたはグループにこのインターフェイスの使用を許可できます。これを実行するには、/etc/usbguard/usbguard-daemon.conf ファイルを編集するか、usbguard add-user サブコマンドを使用します。

前提条件

  • usbguard サービスがインストールされ、実行中である。
  • /etc/usbguard/rules.conf ファイルに、usbguard generate-policy コマンドによって生成された初期ルールセットが含まれている。

手順

  1. /etc/usbguard/usbguard-daemon.conf ファイルを編集し、必要なルールを追加します。たとえば、wheel グループ内のすべてのユーザーに IPC インターフェイスの使用を許可するには、次の行を追加します。

    IPCAllowGroups=wheel
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  2. usbguard コマンドで、ユーザーまたはグループを追加することもできます。たとえば、次のコマンドを実行すると、ユーザーが Devices および Exceptions セクションに完全にアクセスし、現在のポリシーのリスト表示と変更を実行できるようになります。

    # usbguard add-user <user_name> --devices ALL --policy modify,list --exceptions ALL
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    <user_name> は、この権限を付与するユーザー名に置き換えます。

    usbguard remove-user <user_name> コマンドを使用すると、ユーザーに付与した権限を削除できます。

  3. usbguard デーモンを再起動して、変更を適用します。

    # systemctl restart usbguard
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