2.4. Web コンソールでシステム全体の暗号化ポリシーを設定する
RHEL の Web コンソールインターフェイスで、いずれかのシステム全体の暗号化ポリシーおよびサブポリシーを直接設定できます。グラフィカルインターフェイスでは、事前定義された 3 つのシステム全体の暗号化ポリシーの他に、LEGACY
ポリシーと AD-SUPPORT
サブポリシーを組み合わせて適用することもできます。LEGACY:AD-SUPPORT
ポリシーは、Active Directory サービスの相互運用性を向上させる、セキュリティー設定を緩和した LEGACY
ポリシーです。
前提条件
RHEL 10 Web コンソールがインストールされている。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
-
sudo
または root ユーザーアクセス権によって提供される管理者特権。これは先頭にコマンドプロンプト#
が付いているコマンドに必要です。sudo
アクセス権を設定する方法については、非特権ユーザーが特定のコマンドを実行できるようにする を参照してください。
手順
- RHEL 10 Web コンソールにログインします。
Overview ページの Configuration カードで、Crypto policy の横にある現在のポリシー値をクリックします。
- Change crypto policy ダイアログウィンドウで、システムで使用を開始するポリシーをクリックします。
- ボタンをクリックします。
検証
再起動後、Web コンソールに再度ログインし、暗号化ポリシー の値が選択したものと一致していることを確認します。
あるいは、
update-crypto-policies --show
コマンドを入力して、現在のシステム全体の暗号化ポリシーをターミナルに表示することもできます。