11.5. USB デバイス用のカスタムポリシーの作成


以下の手順では、シナリオの要件を反映する USB デバイス用のルールセットを作成する手順を説明します。

前提条件

  • usbguard サービスがインストールされ、実行中である。
  • /etc/usbguard/rules.conf ファイルに、usbguard generate-policy コマンドによって生成された初期ルールセットが含まれている。

手順

  1. 現在接続している USB デバイスを許可するポリシーを作成し、生成されたルールを rules.conf ファイルに保存します。

    # usbguard generate-policy --no-hashes > ./rules.conf
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    --no-hashes オプションは、デバイスのハッシュ属性を生成しません。設定のハッシュ属性は永続的ではない可能性があるため、回避してください。

  2. rules.conf ファイルで、テキストエディターを使用して必要に応じてルールを追加、削除、または編集します。たとえば、以下のルールを使用すると、大容量ストレージインターフェイスが 1 つあるデバイスのみがシステムと対話できます。

    allow with-interface equals { 08:*:* }
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    詳細なルール言語の説明とその他の例は、usbguard-rules.conf(5) の man ページを参照してください。

  3. 更新したポリシーをインストールします。

    # install -m 0600 -o root -g root rules.conf /etc/usbguard/rules.conf
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  4. usbguard デーモンを再起動して、変更を適用します。

    # systemctl restart usbguard
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検証

  1. カスタムルールがアクティブポリシーにあることを確認します。以下に例を示します。

    # usbguard list-rules
    ...
    4: allow with-interface 08:*:*
    ...
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