4.4. シェルおよびコマンドラインツール
OpenIPMI
がバージョン 2.0.29 にリベースされました。
OpenIPMI
パッケージがバージョン 2.0.29 にアップグレードされました。以前のバージョンに対する主な変更点は、以下のとおりです。
- メモリーリーク、変数バインディング、およびエラーメッセージの欠落が修正されました。
-
IPMB
のサポートが追加されました。 -
lanserv
での個別グループ拡張の登録に対するサポートが追加されました。
(BZ#1796588)
FreeIPMI
がバージョン 1.6.6 にリベースされました。
freeipmi
パッケージがバージョン 1.6.6 にアップグレードされました。以前のバージョンに対する主な変更点は、以下のとおりです。
- ソースコードのメモリーリークおよび誤字を修正しました。
以下の既知の問題に対する回避策が実装されました。
- 予期しない完了コード。
- Dell Poweredge FC830
-
lan/rmcpplus ipmb
による順序付けのないパケット。
- 新しい Dell、Intel、および Gigabyte デバイスのサポートが追加されました。
- システム情報およびイベントの解釈のサポートが追加されました。
(BZ#1861627)
opal-prd
がバージョン 6.6.3 にリベースされました。
opal-prd
パッケージがバージョン 6.6.3 にリベースされました。以下は、主な変更点です。
-
opal-prd
デーモンのオフラインワーカープロセスハンドルページを追加しました。 -
POWER9P
のopal-gard
のバグを修正し、システムがgard
レコードのチップターゲットを特定できるようになりました。 -
occ
コマンドのwait_for_all_occ_init()
で誤検出を修正しました。 -
hw/phys-map
のOCAPI_MEM BAR
の値が修正されました。 -
hdata/memory.c
のInconsistent MSAREA
の警告が修正されました。 occ に協力する場合:
- センサー値ゼロバグが修正されました。
- GPU 検出コードが修正されました。
-
MPIPL
起動時にsysdump
の取得が省略されました。 -
Mihawk
プラットフォームでIPMI
の二重解放が修正されました。 -
fsp/dump
でnon-MPIPL scenario
を更新しました。 hw/phb4 の場合:
- AER regs の初期作成前に AER サポートが検証されました。
- エラーレポートが有効化されました。
-
hdata
に新しいsmp-cable-connector
の VPD キーワードを追加しました。
(BZ#1844427)
opencryptoki
がバージョン 3.15.1 にリベースされました。
opencryptoki
パッケージがバージョン 3.15.1 にリベースされました。以下は、主な変更点です。
-
C_SetPin
の segfault を修正しました。 -
EVP_CipherUpdate
およびEVP_CipherFinal
の使用が修正されました。 -
トークンリポジトリーを
FIPS
準拠の暗号化に移行するユーティリティーが追加されました。 pkcstok_migrate
ツールの場合:-
Little Endian プラットフォームでの
NVTOK.DAT
変換が修正されました。 - Little Endian プラットフォームでのプライベートおよびパブリックトークンオブジェクトの変換が修正されました。
-
Little Endian プラットフォームでの
- 新しいデータ形式での公開トークンオブジェクトの保存が修正されました。
-
dh_pkcs_derive
のパラメーターチェックメカニズムが修正されました。 - ソフトトークンモデル名が修正されました。
-
mech_ec.c
ファイル、およびICA
、TPM
、および Soft トークンで、非推奨となった OpenSSL インターフェイスが置き換えられました。 -
sw_crypt.c
ファイルの非推奨の OpenSSL AES/3DES インターフェイスが置き換えられました。 - Soft トークンの ECC メカニズムのサポートが追加されました。
- Soft トークンに IBM 固有の SHA3 HMAC および SHA512/224/256 HMAC メカニズムを追加しました。
-
CCA の
CKM_RSA_PKCS
を使用した鍵のラッピングのサポートが追加されました。 EP11 暗号化スタックの場合:
-
CKM_DES2_KEY_GEN
を認識するようにep11_get_keytype
が修正されました。 -
token_specific_rng
のエラートレースが修正されました。 - HSM シミュレーションで特定の FW バージョンおよび API を有効にしました。
-
-
X9.63 KDF
の Endian バグが修正されました。 -
p11sak remove-key
コマンドを処理するエラーメッセージを追加しました。 - C++ でのコンパイルの問題が修正されました。
-
C_Get/SetOperationState
および digest コンテキストの問題が修正されました。 -
pkcscca
移行がusr/sb2
で失敗する不具合を修正しました。
(BZ#1847433)
powerpc-utils
がバージョン 1.3.8 にリベースされました。
powerpc-utils
パッケージがバージョン 1.3.8 にリベースされました。以下は、主な変更点です。
-
Perl
に依存しないコマンドは、core サブパッケージに移されました。 - Linux Hybrid Network Virtualization のサポートが追加されました。
- 安全なブートリストを更新しました。
-
vcpustat
ユーティリティーを追加しました。 -
lparstat
コマンドでcpu-hotplug
のサポートが追加されました。 -
lparstat
コマンドでスケールされたメトリックを出力するためのスイッチが追加されました。 -
差分、スケーリングされた時間ベース、および
PURR/SPURR
値を取得するhelper
関数が追加されました。 ofpathname
ユーティティ:-
l2of_scsi()
のスピードを向上しました。 -
udevadm
の場所を修正しました。 -
l2od_ide()
およびl2of_scsi()
をサポートするパーティションを追加しました。 -
SCSI/SATA
ホストのプラグイン ID のサポートが追加されました。
-
-
サポート対象外のコネクタータイプの
segfault
状態が修正されました。 -
SR_IOV
のハイブリッド仮想ネットワークへの移行をサポートするツールが追加されました。 -
format-overflow
の警告が修正されました。 -
lsdevinfo
ユーティリティーを使用して bash コマンドの置換に関する警告を修正しました。 - 起動時のボンディングインターフェイスのクリーンアップが修正されました。
(BZ#1853297)
新しいカーネルの cmdline オプションがネットワークデバイス名を生成するようになりました。
systemd-udevd
サービスの net_id
ビルトインは、新しいカーネルの cmdline オプション net.naming-scheme=SCHEME_VERSION
を取得します。SCHEME_VERSION
の値に基づいて、ユーザーはネットワークデバイス名を生成するアルゴリズムのバージョンを選択できます。
たとえば、RHEL 8.4 の net_id
ビルトイン機能を使用するには、SCHEME_VERSION
の値を rhel-8.4
に設定します。
同様に、SCHEME_VERSION
の値を、必要な変更または修正が含まれるその他のマイナーリリースに設定できます。
(BZ#1827462)