第4章 MTA コマンドラインインターフェイスを使用した Java アプリケーションの分析


シナリオに応じて、Migration Toolkit for Applications (MTA) CLI を使用して次のアクションを実行できます。

  • 単一のアプリケーションに対して分析を実行します。
  • 複数のアプリケーションに対して分析を実行します。

    • 7.1.0 より前のバージョンの MTA では、一連の --analyze コマンドを入力できます。各コマンドはアプリケーションに対して実行し、それぞれ個別のレポートが生成されます。詳細は、アプリケーションに対する MTA CLI の実行 を参照してください。
    • MTA バージョン 7.1.0 以降では、--bulk オプションを使用して複数のアプリケーションを一度に分析し、単一のレポートを生成できます。この機能は開発者プレビュー機能のみであることに注意してください。詳細は、複数のアプリケーションの分析 を参照してください。
重要

MTA バージョン 7.2.0 以降では、コンテナーレスモードで Java アプリケーションのアプリケーション分析を実行できます。このオプションはデフォルトで設定されており、すべての要件が満たされている場合にのみ、自動的に使用されることに注意してください。詳細は、コンテナーレスモードでのアプリケーションの分析 を参照してください。

ただし、Java 以外の言語でアプリケーションを分析 (例: 変換コマンド を使用) する場合は、コンテナーを使用する必要があります。

注記

非接続環境での分析出力では、Maven にアクセスしないと依存関係分析が正確に実行されないため、通常、インシデント数が少なくなります。

MTA CLI は analyzer-lsp を使用したソースコードの実行とバイナリー分析をサポートします。analyzer-lsp は、言語プロバイダーを使用してルールを評価するツールです。

4.1. 単一のアプリケーションの分析

Migration Toolkit for Applications (MTA) CLI を使用して、1 つのアプリケーションのアプリケーション分析を実行できます。

注記

特に依存関係がバイナリー内に組み込まれていない場合は、分析中に依存関係のリストを、コンパイルされた Java バイナリーから常に展開できるわけではありません。

手順

  1. オプション: 分析に利用可能なターゲットテクノロジーをリストします。

    $ mta-cli analyze --list-targets
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  2. 分析を実行します。

    $ mta-cli analyze --input <path_to_input> --output <path_to_output> --source <source_name> --target <target_name>
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    次の引数を指定します。

    • --input: 評価するアプリケーション。
    • --output: 生成されたレポートの出力ディレクトリー。mta-cli analyze は、次の分析レポートを作成します。

      ./
      ├── analysis.log
      ├── dependencies.yaml
      ├── output.yaml
      ├── shim.log
      ├── static-report
      └── static-report.log
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    • --source: アプリケーション移行のソーステクノロジー (例: weblogic)。
    • --target: アプリケーション移行のターゲットテクノロジー (例: eap8)。
  3. 生成された分析レポートにアクセスします。

    1. mta-cli analyze コマンドの出力で、index.html 分析レポートファイルへのパスをコピーします。

      Report created: <output_report_directory>/index.html
                	Access it at this URL: file:///<output_report_directory>/index.html
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
    2. 選択したブラウザーへのパスを貼り付けます。

    または、Ctrl を押しながらレポートファイルへのパスをクリックします。

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