18.3. Pod の CPU 負荷分散の無効化


CPU 負荷分散を無効または有効にする機能は CRI-O レベルで実装されます。CRI-O のコードは、以下の要件を満たす場合にのみ CPU の負荷分散を無効または有効にします。

  • Pod は performance-<profile-name> ランタイムクラスを使用する必要があります。以下に示すように、パフォーマンスプロファイルのステータスを確認して、適切な名前を取得できます。

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    apiVersion: performance.openshift.io/v2
    kind: PerformanceProfile
    ...
    status:
      ...
      runtimeClass: performance-manual

Node Tuning Operator は、関連ノード下での高性能ランタイムハンドラー config snippet の作成と、クラスター下での高性能ランタイムクラスの作成を担当します。このスニペットには、CPU 負荷分散の設定機能を有効にする点を除いて、デフォルトのランタイムハンドラーと同じ内容が含まれています。

Pod の CPU 負荷分散を無効にするには、Pod 仕様に以下のフィールドが含まれる必要があります。

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apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  #...
  annotations:
    #...
    cpu-load-balancing.crio.io: "disable"
    #...
  #...
spec:
  #...
  runtimeClassName: performance-<profile_name>
  #...
注記

CPU マネージャーの静的ポリシーが有効にされている場合に、CPU 全体を使用する Guaranteed QoS を持つ Pod について CPU 負荷分散を無効にします。これ以外の場合に CPU 負荷分散を無効にすると、クラスター内の他のコンテナーのパフォーマンスに影響する可能性があります。

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