3.5. 通信事業者コアの共通ベースラインモデル


以下の設定と使用モデルは、すべての通信事業者コアのユースケースに適用できます。通信事業者コアのユースケースは、この共通の機能ベースラインに基づいて構築します。

クラスタートポロジー

通信事業者コアクラスターは次の要件に準拠します。

  • 高可用性コントロールプレーン (3 つ以上のコントロールプレーンノード)
  • スケジュール対象外のコントロールプレーンノード
  • 複数のマシン設定プール
ストレージ
通信事業者コアのユースケースでは、Red Hat OpenShift Data Foundation が提供する永続ストレージが必要です。
ネットワーク

通信事業者コアクラスターのネットワークは、次の要件に準拠します。

  • デュアルスタック IPv4/IPv6 (IPv4 プライマリー)。
  • 完全な非接続環境。クラスターはライフサイクルのどの時点でもパブリックネットワークにアクセスできません。
  • 複数のネットワークをサポートします。セグメント化されたネットワークにより、運用、管理および保守 (OAM)、シグナリング、およびストレージトラフィック間の分離を実現します。
  • クラスターネットワークタイプは、IPv6 のサポートに必要な OVN-Kubernetes です。
  • 通信事業者コアクラスターには、基盤となる RHCOS、SR-IOV Network Operator、ロードバランサー、およびその他のコンポーネントによってサポートされる複数のネットワークレイヤーがあります。これらのレイヤーには次のものが含まれます。

    • クラスターネットワークレイヤー。クラスターネットワークの設定は、インストール設定を通じて定義および適用します。NMState Operator を使用して、Day 2 オペレーション中に設定を更新します。初期設定を使用して以下を確立します。

      • ホストインターフェイスの設定。
      • アクティブ/アクティブボンディング (LACP)。
    • セカンダリー/追加ネットワークレイヤー。ネットワークの additionalNetwork または NetworkAttachmentDefinition CR を通じて OpenShift Container Platform CNI を設定します。初期設定を使用して、MACVLAN 仮想ネットワークインターフェイスを設定します。
    • アプリケーションワークロードレイヤー。ユーザープレーンネットワークは、クラウドネイティブネットワーク機能 (CNF) で実行されます。
Service Mesh
通信事業者 CNF では Service Mesh を使用できます。すべての通信事業者コアクラスターには、Service Mesh の実装が必要です。実装と設定の選択は、この仕様の範囲外です。
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