第7章 ネットワークポリシー


admin ロールを持つユーザーは、netobserv namespace のネットワークポリシーを作成して、Network Observability Operator へのインバウンドおよび送信アクセスのセキュリティーを確保できます。

7.1. FlowCollector カスタムリソースを使用したネットワークポリシーの設定

Ingress および egress ネットワークポリシーを設定して、Pod トラフィックを制御できます。これにより、セキュリティーが強化され、必要なネットワークフローデータのみが収集されます。これにより、ノイズを削減し、コンプライアンスをサポートし、ネットワーク通信の可視性が向上します。

Network observability の egress および ingress ネットワークポリシーをデプロイするように FlowCollector カスタムリソース(CR)を設定できます。デフォルトで、spec.NetworkPolicy.enable 仕様は true に設定されています。

ネットワークポリシーも持つ別の namespace に Loki、Kafka、またはエクスポーターをインストールした場合は、ネットワーク可観測性コンポーネントがそれらと通信できるようにする必要があります。セットアップについて、次の点を考慮してください。

  • Loki への接続 (FlowCollector CR の spec.loki パラメーターで定義)
  • Kafka への接続 (FlowCollector CR の spec.kafka パラメーターで定義)
  • 任意のエクスポーターへの接続 (FlowCollector CR の spec.exporters パラメーターで定義)
  • Loki を使用していて、Loki をポリシーターゲットに含める場合は、外部オブジェクトストレージへの接続 (LokiStack 関連のシークレットで定義)

手順

  1. Web コンソールで、Operators Installed Operators ページに移動します。
  2. Network ObservabilityProvided APIs という見出しの下で、Flow Collector を選択します。
  3. cluster を選択し、YAML タブを選択します。
  4. FlowCollector CR を設定します。設定例は次のとおりです。

    ネットワークポリシー用の FlowCollector CR の例

    apiVersion: flows.netobserv.io/v1beta2
    kind: FlowCollector
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      namespace: netobserv
      networkPolicy:
        enable: true 
    1
    
        additionalNamespaces: ["openshift-console", "openshift-monitoring"] 
    2
    
    # ...
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    1
    デフォルトでは、enable 値は true です。
    2
    デフォルト値は ["openshift-console", "openshift-monitoring"] です。
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