4.4. user-provisioned infrastructure を使用して非接続環境に AWS クラスターをインストールする
OpenShift Container Platform バージョン 4.18 では、独自に提供するインフラストラクチャーとインストールリリースコンテンツの内部ミラーを使用して、Amazon Web Services (AWS) にクラスターをインストールできます。
ミラーリングされたインストールリリースのコンテンツを使用して OpenShift Container Platform クラスターをインストールすることは可能ですが、クラスターが AWS API を使用するにはインターネットへのアクセスが必要になります。
このインフラストラクチャーを作成する 1 つの方法として、提供される CloudFormation テンプレートを使用できます。テンプレートを変更してインフラストラクチャーをカスタマイズしたり、それらに含まれる情報を使用し、所属する会社のポリシーに基づいて AWS オブジェクトを作成したりできます。
user-provisioned infrastructure のインストールする手順は、例としてのみ提供されます。独自にプロビジョニングするインフラストラクチャーでクラスターをインストールするには、クラウドプロバイダーおよび OpenShift Container Platform のインストールプロセスを理解している必要があります。これらの手順を実行するか、独自の手順を作成するのに役立つ複数の CloudFormation テンプレートが提供されます。他の方法を使用して必要なリソースを作成することもできます。これらのテンプレートはサンプルとしてのみ提供されます。
4.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
ミラーホストでミラーレジストリーを作成 しており、使用しているバージョンの OpenShift Container Platform の
imageContentSources
データを取得している。重要インストールメディアはミラーホストにあるため、そのコンピューターを使用してすべてのインストール手順を完了することができます。
クラスターをホストするために AWS アカウントを設定 している。
重要AWS プロファイルがご使用のコンピューターに保存されている場合、マルチファクター認証デバイスを使用中に生成した一時的なセッショントークンを使用することはできません。クラスターは継続的に現行の AWS 認証情報を使用して、クラスターの有効期間全体にわたって AWS リソースを作成するため、キーをベースとした有効期間の長い認証情報を使用する必要があります。適切なキーを生成するには、AWS ドキュメントの Managing Access Keys for IAM Users を参照してください。キーは、インストールプログラムの実行時に指定できます。
- user-provisioned infrastructure を準備した。
- AWS CLI をダウンロードし、これをコンピューターにインストールしている。AWS ドキュメントの Install the AWS CLI Using the Bundled Installer (Linux, macOS, or UNIX) を参照してください。
クラスターがアクセスを必要とする サイトを許可するようにファイアウォールを設定 している (ファイアウォールを使用し、Telemetry サービスを使用する予定の場合)。
注記プロキシーを設定する場合は、このサイトリストも確認してください。
-
お使いの環境でクラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API にアクセスできない場合や、管理者レベルの認証情報シークレットを
kube-system
namespace に保存することを望まない場合は、長期間認証情報を手動で作成および維持 することができます。
4.4.2. ネットワークが制限された環境でのインストールについて リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 4.18 では、ソフトウェアコンポーネントを取得するためにインターネットへのアクティブな接続を必要としないインストールを実行できます。ネットワークが制限された環境のインストールは、クラスターのインストール先となるクラウドプラットフォームに応じて、installer-provisioned infrastructure または user-provisioned infrastructure を使用して実行できます。
クラウドプラットフォーム上でネットワークが制限されたインストールの実行を選択した場合でも、そのクラウド API へのアクセスが必要になります。Amazon Web Service の Route 53 DNS や IAM サービスなどの一部のクラウド機能には、インターネットアクセスが必要です。ネットワークによっては、ベアメタルハードウェア、Nutanix、または VMware vSphere へのインストールに必要なインターネットアクセスが少なくて済む場合があります。
ネットワークが制限されたインストールを完了するには、OpenShift イメージレジストリーのコンテンツをミラーリングし、インストールメディアを含むレジストリーを作成する必要があります。このミラーは、インターネットと制限されたネットワークの両方にアクセスできるミラーホストで、または制限に対応する他の方法を使用して作成できます。
user-provisioned installation の設定は複雑であるため、user-provisioned infrastructure を使用してネットワークが制限されたインストールを試行する前に、標準的な user-provisioned infrastructure を実行することを検討してください。このテストが完了すると、ネットワークが制限されたインストール時に発生する可能性のある問題の切り分けやトラブルシューティングがより容易になります。
4.4.2.1. その他の制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ネットワークが制限された環境のクラスターには、以下の追加の制限および制約があります。
-
ClusterVersion
ステータスにはUnable to retrieve available updates
エラーが含まれます。 - デフォルトで、開発者カタログのコンテンツは、必要とされるイメージストリームタグにアクセスできないために使用できません。
4.4.3. AWS のインストールファイルの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
user-provisioned infrastructure を使用して OpenShift Container Platform を Amazon Web Services (AWS) にインストールするには、インストールプログラムがクラスターをデプロイするために必要なファイルを生成し、クラスターが使用するマシンのみを作成するようにそれらのファイルを変更する必要があります。install-config.yaml
ファイル、Kubernetes マニフェスト、および Ignition 設定ファイルを生成し、カスタマイズします。また、インストールの準備フェーズ時にまず別の var
パーティションを設定するオプションもあります。
4.4.3.1. オプション: 別個の /var パーティションの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform のディスクパーティション設定はインストーラー側で行う必要があります。ただし、拡張予定のファイルシステムの一部に個別のパーティションの作成が必要となる場合もあります。
OpenShift Container Platform は、ストレージを /var
パーティションまたは /var
のサブディレクトリーのいずれかに割り当てる単一のパーティションの追加をサポートします。以下に例を示します。
-
/var/lib/containers
: イメージやコンテナーがシステムにさらに追加されると拡張するコンテナー関連のコンテンツを保持します。 -
/var/lib/etcd
: etcd ストレージのパフォーマンスの最適化などの目的で分離する必要のあるデータを保持します。 -
/var
: 監査などの目的に合わせて分離させる必要のあるデータを保持します。
/var
ディレクトリーのコンテンツを個別に保存すると、必要に応じてこれらの領域のストレージの拡大を容易にし、後で OpenShift Container Platform を再インストールして、そのデータをそのまま保持することができます。この方法では、すべてのコンテナーを再度プルする必要はありません。また、システムの更新時に大きなログファイルをコピーする必要もありません。
/var
は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) の新規インストール前に有効にする必要があるため、以下の手順では OpenShift Container Platform インストールの openshift-install
の準備フェーズで挿入されるマシン設定マニフェストを作成して、別の /var
パーティションを設定します。
この手順で個別の /var
パーティションを作成する手順を実行する場合、このセクションで後に説明されるように、Kubernetes マニフェストおよび Ignition 設定ファイルを再び作成する必要はありません。
手順
OpenShift Container Platform インストールファイルを保存するディレクトリーを作成します。
mkdir $HOME/clusterconfig
$ mkdir $HOME/clusterconfig
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow openshift-install
を実行して、manifest
およびopenshift
のサブディレクトリーにファイルのセットを作成します。プロンプトが表示されたら、システムの質問に回答します。openshift-install create manifests --dir $HOME/clusterconfig
$ openshift-install create manifests --dir $HOME/clusterconfig
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
? SSH Public Key ... INFO Credentials loaded from the "myprofile" profile in file "/home/myuser/.aws/credentials" INFO Consuming Install Config from target directory INFO Manifests created in: $HOME/clusterconfig/manifests and $HOME/clusterconfig/openshift
? SSH Public Key ... INFO Credentials loaded from the "myprofile" profile in file "/home/myuser/.aws/credentials" INFO Consuming Install Config from target directory INFO Manifests created in: $HOME/clusterconfig/manifests and $HOME/clusterconfig/openshift
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow オプション: インストールプログラムで
clusterconfig/openshift
ディレクトリーにマニフェストが作成されたことを確認します。ls $HOME/clusterconfig/openshift/
$ ls $HOME/clusterconfig/openshift/
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
99_kubeadmin-password-secret.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-0.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-1.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-2.yaml ...
99_kubeadmin-password-secret.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-0.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-1.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-2.yaml ...
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 追加のパーティションを設定する Butane 設定を作成します。たとえば、
$HOME/clusterconfig/98-var-partition.bu
ファイルに名前を付け、ディスクのデバイス名をworker
システムのストレージデバイスの名前に変更し、必要に応じてストレージサイズを設定します。以下の例では、/var
ディレクトリーを別のパーティションにマウントします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- パーティションを設定する必要のあるディスクのストレージデバイス名。
- 2
- データパーティションをブートディスクに追加する場合は、25000 MiB (メビバイト) の最小値が推奨されます。ルートファイルシステムは、指定したオフセットまでの利用可能な領域をすべて埋めるためにサイズを自動的に変更します。値の指定がない場合や、指定した値が推奨される最小値よりも小さい場合、生成されるルートファイルシステムのサイズは小さ過ぎるため、RHCOS の再インストールでデータパーティションの最初の部分が上書きされる可能性があります。
- 3
- データパーティションのサイズ (メビバイト単位)。
- 4
- コンテナーストレージに使用されるファイルシステムでは、
prjquota
マウントオプションを有効にする必要があります。
注記個別の
/var
パーティションを作成する場合、異なるインスタンスタイプに同じデバイス名がない場合は、ワーカーノードに異なるインスタンスタイプを使用することはできません。Butane config からマニフェストを作成し、
clusterconfig/openshift
ディレクトリーに保存します。たとえば、以下のコマンドを実行します。butane $HOME/clusterconfig/98-var-partition.bu -o $HOME/clusterconfig/openshift/98-var-partition.yaml
$ butane $HOME/clusterconfig/98-var-partition.bu -o $HOME/clusterconfig/openshift/98-var-partition.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow openshift-install
を再度実行し、manifest
およびopenshift
のサブディレクトリー内のファイルセットから、Ignition 設定を作成します。openshift-install create ignition-configs --dir $HOME/clusterconfig ls $HOME/clusterconfig/
$ openshift-install create ignition-configs --dir $HOME/clusterconfig $ ls $HOME/clusterconfig/ auth bootstrap.ign master.ign metadata.json worker.ign
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Ignition 設定ファイルを Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) システムをインストールするためにインストール手順への入力として使用できます。
4.4.3.2. インストール設定ファイルの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストールプログラムがクラスターをデプロイするために必要なインストール設定ファイルを生成し、カスタマイズします。
前提条件
- user-provisioned infrastructure 用の OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得している。ネットワークが制限されたインストールでは、これらのファイルがミラーホスト上に置かれます。
-
Red Hat が公開している付属の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) AMI のある AWS リージョンにクラスターをデプロイしようとしている。カスタム AMI が必要な AWS リージョン (AWS GovCloud リージョンなど) にデプロイする場合は、
install-config.yaml
ファイルを手動で作成する必要があります。
手順
install-config.yaml
ファイルを作成します。インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行します。
./openshift-install create install-config --dir <installation_directory>
$ ./openshift-install create install-config --dir <installation_directory>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
重要空のディレクトリーを指定します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットの有効期限は短く設定されているため、インストールディレクトリーを再利用することができません。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してください。
プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。
オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。
注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agent
プロセスが使用する SSH キーを指定します。- ターゲットに設定するプラットフォームとして aws を選択します。
AWS プロファイルをコンピューターに保存していない場合、インストールプログラムを実行するように設定したユーザーの AWS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーを入力します。
注記AWS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーは、インストールホストの現行ユーザーのホームディレクトリーの
~/.aws/credentials
に保存されます。エクスポートされたプロファイルの認証情報がファイルにない場合は、インストールプログラムにより認証情報の入力が求めるプロンプトが出されます。インストールプログラムに指定する認証情報は、ファイルに保存されます。- クラスターのデプロイ先とする AWS リージョンを選択します。
- クラスターに設定した Route 53 サービスのベースドメインを選択します。
- クラスターの記述名を入力します。
- Red Hat OpenShift Cluster Manager からプルシークレット を貼り付けます。
install-config.yaml
ファイルを編集し、ネットワークが制限された環境でのインストールに必要な追加の情報を提供します。pullSecret
の値を更新して、レジストリーの認証情報を追加します。pullSecret: '{"auths":{"<local_registry>": {"auth": "<credentials>","email": "you@example.com"}}}'
pullSecret: '{"auths":{"<local_registry>": {"auth": "<credentials>","email": "you@example.com"}}}'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <local_registry>
には、レジストリードメイン名と、ミラーレジストリーがコンテンツを提供するために使用するポートをオプションで指定します。例:registry.example.com
またはregistry.example.com:5000
<credentials>
に、ミラーレジストリーの base64 でエンコードされたユーザー名およびパスワードを指定します。additionalTrustBundle
パラメーターおよび値を追加します。この値は、ミラーレジストリーに使用した証明書ファイルの内容である必要があります。証明書ファイルは、既存の信頼できる認証局、またはミラーレジストリー用に生成した自己署名証明書のいずれかです。additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ -----END CERTIFICATE-----
additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ -----END CERTIFICATE-----
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow イメージコンテンツリソースを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コマンドの出力の
imageContentSources
セクションを使用して、リポジトリー、またはネットワークが制限されたネットワークに取り込んだメディアからのコンテンツをミラーリングする際に使用した値をミラーリングします。オプション: パブリッシュストラテジーを
Internal
に設定します。publish: Internal
publish: Internal
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このオプションを設定すると、内部 Ingress コントローラーおよびプライベートロードバランサーを作成します。
オプション:
install-config.yaml
ファイルをバックアップします。重要install-config.yaml
ファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。
4.4.3.3. インストール時のクラスター全体のプロキシーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実稼働環境では、インターネットへの直接アクセスを拒否し、代わりに HTTP または HTTPS プロキシーを使用することができます。プロキシー設定を install-config.yaml
ファイルで行うことにより、新規の OpenShift Container Platform クラスターをプロキシーを使用するように設定できます。
前提条件
-
既存の
install-config.yaml
ファイルがある。 クラスターがアクセスする必要のあるサイトを確認済みで、それらのいずれかがプロキシーをバイパスする必要があるかどうかを判別している。デフォルトで、すべてのクラスター Egress トラフィック (クラスターをホストするクラウドに関するクラウドプロバイダー API に対する呼び出しを含む) はプロキシーされます。プロキシーを必要に応じてバイパスするために、サイトを
Proxy
オブジェクトのspec.noProxy
フィールドに追加している。注記Proxy
オブジェクトのstatus.noProxy
フィールドには、インストール設定のnetworking.machineNetwork[].cidr
、networking.clusterNetwork[].cidr
、およびnetworking.serviceNetwork[]
フィールドの値が設定されます。Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud Platform (GCP)、Microsoft Azure、および Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) へのインストールの場合、
Proxy
オブジェクトのstatus.noProxy
フィールドには、インスタンスメタデータのエンドポイント (169.254.169.254
) も設定されます。
手順
install-config.yaml
ファイルを編集し、プロキシー設定を追加します。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- クラスター外の HTTP 接続を作成するために使用するプロキシー URL。URL スキームは
http
である必要があります。 - 2
- クラスター外で HTTPS 接続を作成するために使用するプロキシー URL。
- 3
- プロキシーから除外するための宛先ドメイン名、IP アドレス、または他のネットワーク CIDR のコンマ区切りのリスト。サブドメインのみと一致するように、ドメインの前に
.
を付けます。たとえば、.y.com
はx.y.com
に一致しますが、y.com
には一致しません。*
を使用し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。AmazonEC2
、Elastic Load Balancing
、およびS3
VPC エンドポイントを VPC に追加した場合は、これらのエンドポイントをnoProxy
フィールドに追加する必要があります。 - 4
- 指定されている場合、インストールプログラムは HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書が含まれる
user-ca-bundle
という名前の設定マップをopenshift-config
namespace に生成します。次に Cluster Network Operator は、これらのコンテンツを Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 信頼バンドルにマージするtrusted-ca-bundle
設定マップを作成し、この設定マップはProxy
オブジェクトのtrustedCA
フィールドで参照されます。additionalTrustBundle
フィールドは、プロキシーのアイデンティティー証明書が RHCOS 信頼バンドルからの認証局によって署名されない限り必要になります。 - 5
- オプション:
trustedCA
フィールドのuser-ca-bundle
設定マップを参照するProxy
オブジェクトの設定を決定するポリシー。許可される値はProxyonly
およびAlways
です。Proxyonly
を使用して、http/https
プロキシーが設定されている場合にのみuser-ca-bundle
設定マップを参照します。Always
を使用して、常にuser-ca-bundle
設定マップを参照します。デフォルト値はProxyonly
です。
注記インストールプログラムは、プロキシーの
readinessEndpoints
フィールドをサポートしません。注記インストーラーがタイムアウトした場合は、インストーラーの
wait-for
コマンドを使用してデプロイメントを再起動してからデプロイメントを完了します。以下に例を示します。./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug
$ ./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ファイルを保存し、OpenShift Container Platform のインストール時にこれを参照します。
インストールプログラムは、指定の install-config.yaml
ファイルのプロキシー設定を使用する cluster
という名前のクラスター全体のプロキシーを作成します。プロキシー設定が指定されていない場合、cluster
Proxy
オブジェクトが依然として作成されますが、これには spec
がありません。
cluster
という名前の Proxy
オブジェクトのみがサポートされ、追加のプロキシーを作成することはできません。
4.4.3.4. Kubernetes マニフェストおよび Ignition 設定ファイルの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一部のクラスター定義ファイルを変更し、クラスターマシンを手動で起動する必要があるため、クラスターがマシンを設定するために必要な Kubernetes マニフェストと Ignition 設定ファイルを生成する必要があります。
インストール設定ファイルは Kubernetes マニフェストに変換されます。マニフェストは Ignition 設定ファイルにラップされます。これはクラスターマシンを設定するために後で使用されます。
-
OpenShift Container Platform のインストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper
証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー に関するドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することを推奨します。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラムを取得していること。ネットワークが制限されたインストールでは、これらのファイルがミラーホスト上に置かれます。
-
install-config.yaml
インストール設定ファイルを作成していること。
手順
OpenShift Container Platform のインストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、クラスターの Kubernetes マニフェストを生成します。
./openshift-install create manifests --dir <installation_directory>
$ ./openshift-install create manifests --dir <installation_directory>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、作成したinstall-config.yaml
ファイルが含まれるインストールディレクトリーを指定します。
コントロールプレーンマシンを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除します。
rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_master-machines-*.yaml
$ rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_master-machines-*.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これらのファイルを削除することで、クラスターがコントロールプレーンマシンを自動的に生成するのを防ぐことができます。
コントロールプレーンマシンセットを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除します。
rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-machine-api_master-control-plane-machine-set.yaml
$ rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-machine-api_master-control-plane-machine-set.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ワーカーマシンを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除します。
rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_worker-machineset-*.yaml
$ rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_worker-machineset-*.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要user-provisioned infrastructure にクラスターをインストールするときに
MachineAPI
機能を無効にした場合は、ワーカーマシンを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除する必要があります。そうしないと、クラスターのインストールに失敗します。ワーカーマシンは独自に作成し、管理するため、これらのマシンを初期化する必要はありません。
<installation_directory>/manifests/cluster-scheduler-02-config.yml
Kubernetes マニフェストファイルのmastersSchedulable
パラメーターがfalse
に設定されていることを確認します。この設定により、Pod がコントロールプレーンマシンにスケジュールされなくなります。-
<installation_directory>/manifests/cluster-scheduler-02-config.yml
ファイルを開きます。 -
mastersSchedulable
パラメーターを見つけ、これがfalse
に設定されていることを確認します。 - ファイルを保存し、終了します。
-
オプション: Ingress Operator を DNS レコードを作成するよう設定する必要がない場合は、
<installation_directory>/manifests/cluster-dns-02-config.yml
DNS 設定ファイルからprivateZone
およびpublicZone
セクションを削除します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これを実行する場合、後のステップで Ingress DNS レコードを手動で追加する必要があります。
Ignition 設定ファイルを作成するには、インストールプログラムが含まれるディレクトリーから以下のコマンドを実行します。
./openshift-install create ignition-configs --dir <installation_directory>
$ ./openshift-install create ignition-configs --dir <installation_directory>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、同じインストールディレクトリーを指定します。
Ignition 設定ファイルは、インストールディレクトリー内のブートストラップ、コントロールプレーン、およびコンピュートノード用に作成されます。
kubeadmin-password
およびkubeconfig
ファイルが./<installation_directory>/auth
ディレクトリーに作成されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.4.4. インフラストラクチャー名の抽出 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Ignition 設定ファイルには、Amazon Web Services (AWS) でクラスターを一意に識別するために使用できる一意のクラスター ID が含まれます。インフラストラクチャー名は、OpenShift Container Platform のインストール時に適切な AWS リソースを見つけるためにも使用されます。提供される CloudFormation テンプレートにはこのインフラストラクチャー名の参照が含まれるため、これを抽出する必要があります。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得している。
- クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
-
jq
パッケージをインストールしている。
手順
Ignition 設定ファイルメタデータからインフラストラクチャー名を抽出し、表示するには、以下のコマンドを実行します。
jq -r .infraID <installation_directory>/metadata.json
$ jq -r .infraID <installation_directory>/metadata.json
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
出力例
openshift-vw9j6
openshift-vw9j6
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- このコマンドの出力はクラスター名とランダムな文字列です。
4.4.5. AWS での VPC の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform クラスターで使用する Virtual Private Cloud (VPC) を Amazon Web Services (AWS) で作成する必要があります。VPN およびルートテーブルを含む、各種要件を満たすように VPC をカスタマイズできます。
提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、VPC を表す AWS リソースのスタックを作成できます。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して AWS インフラストラクチャーを作成しない場合は、記載されている情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
手順
テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - このトピックの VPC の CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要な VPC を記述しています。
CloudFormation テンプレートを起動し、VPC を表す AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml
2 --parameters file://<parameters>.json
3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-vpc/dbedae40-2fd3-11eb-820e-12a48460849f
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-vpc/dbedae40-2fd3-11eb-820e-12a48460849f
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow StackStatus
がCREATE_COMPLETE
を表示した後に、出力には以下のパラメーターの値が表示されます。これらのパラメーターの値をクラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに指定する必要があります。VpcId
VPC の ID。
PublicSubnetIds
新規パブリックサブネットの ID。
PrivateSubnetIds
新規プライベートサブネットの ID。
4.4.5.1. VPC の CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の CloudFormation テンプレートを使用し、OpenShift Container Platform クラスターに必要な VPC をデプロイすることができます。
例4.25 VPC の CloudFormation テンプレート
4.4.6. AWS でのネットワークおよび負荷分散コンポーネントの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform クラスターで使用できるネットワークおよび負荷分散 (classic または network) を Amazon Web Services (AWS) で設定する必要があります。
提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、AWS リソースのスタックを作成できます。スタックは、OpenShift Container Platform クラスターに必要なネットワークおよび負荷分散コンポーネントを表します。テンプレートは、ホストゾーンおよびサブネットタグも作成します。
単一 Virtual Private Cloud 内でテンプレートを複数回実行することができます。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して AWS インフラストラクチャーを作成しない場合は、記載されている情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
手順
クラスターの
install-config.yaml
ファイルに指定した Route 53 ベースドメインのホストゾーン ID を取得します。以下のコマンドを実行して、ホストゾーンの詳細を取得できます。aws route53 list-hosted-zones-by-name --dns-name <route53_domain>
$ aws route53 list-hosted-zones-by-name --dns-name <route53_domain>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<route53_domain>
に、クラスターのinstall-config.yaml
ファイルを生成した時に作成した Route 53 ベースドメインを指定します。
出力例
mycluster.example.com. False 100 HOSTEDZONES 65F8F38E-2268-B835-E15C-AB55336FCBFA /hostedzone/Z21IXYZABCZ2A4 mycluster.example.com. 10
mycluster.example.com. False 100 HOSTEDZONES 65F8F38E-2268-B835-E15C-AB55336FCBFA /hostedzone/Z21IXYZABCZ2A4 mycluster.example.com. 10
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この出力例では、ホストゾーン ID は
Z21IXYZ3-2Z2A4
です。テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ホスト名などに使用する短いクラスター名。
- 2
- クラスターの
install-config.yaml
ファイルを生成した時に使用したクラスター名を指定します。 - 3
- クラスターの Ignition 設定ファイルでエンコードされるクラスターインフラストラクチャーの名前。
- 4
- 形式が
<cluster-name>-<random-string>
の Ignition 設定ファイルから抽出したインフラストラクチャー名を指定します。 - 5
- ターゲットの登録に使用する Route 53 パブリックトゾーン ID。
- 6
Z21IXYZABCZ2A4
に類する形式の Route 53 パブリックゾーン ID を指定します。この値は AWS コンソールから取得できます。- 7
- ターゲットの登録に使用する Route 53 ゾーン。
- 8
- クラスターの
install-config.yaml
ファイルを生成した時に使用した Route 53 ベースドメインを指定します。AWS コンソールに表示される末尾のピリド (.) は含めないでください。 - 9
- VPC 用に作成したパブリックサブネット。
- 10
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
PublicSubnetIds
値を指定します。 - 11
- VPC 用に作成したプライベートサブネット。
- 12
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
PrivateSubnetIds
値を指定します。 - 13
- クラスター用に作成した VPC。
- 14
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
VpcId
値を指定します。
このトピックの ネットワークおよびロードバランサーの CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要なネットワークおよび負荷分散オブジェクトを記述しています。
重要AWS government またはシークレットリージョンにクラスターをデプロイする場合は、CloudFormation テンプレートの
InternalApiServerRecord
を更新して、CNAME
レコードを使用する必要があります。ALIAS
タイプのレコードは、AWS 政府リージョンではサポートされません。CloudFormation テンプレートを起動し、ネットワークおよび負荷分散コンポーネントを提供する AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml
2 --parameters file://<parameters>.json
3 --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM
4 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<name>
はcluster-dns
などの CloudFormation スタックの名前です。クラスターを削除する場合に、このスタックの名前が必要になります。- 2
<template>
は、保存した CloudFormation テンプレート YAML ファイルへの相対パスまたはその名前です。- 3
<parameters>
は、CloudFormation パラメーター JSON ファイルへの相対パスまたは名前です。- 4
- 提供されるテンプレートは一部の
AWS::IAM::Role
リソースを作成するため、CAPABILITY_NAMED_IAM
機能を明示的に宣言する必要があります。
出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-dns/cd3e5de0-2fd4-11eb-5cf0-12be5c33a183
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-dns/cd3e5de0-2fd4-11eb-5cf0-12be5c33a183
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow StackStatus
がCREATE_COMPLETE
を表示した後に、出力には以下のパラメーターの値が表示されます。これらのパラメーターの値をクラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに指定する必要があります。PrivateHostedZoneId
プライベート DNS のホストゾーン ID。
ExternalApiLoadBalancerName
外部 API ロードバランサーのフルネーム。
InternalApiLoadBalancerName
内部 API ロードバランサーのフルネーム。
ApiServerDnsName
API サーバーの完全ホスト名。
RegisterNlbIpTargetsLambda
これらのロードバランサーの登録/登録解除に役立つ Lambda ARN。
ExternalApiTargetGroupArn
外部 API ターゲットグループの ARN。
InternalApiTargetGroupArn
内部 API ターゲットグループの ARN。
InternalServiceTargetGroupArn
内部サービスターゲットグループの ARN。
4.4.6.1. ネットワークおよびロードバランサーの CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の CloudFormation テンプレートを使用し、OpenShift Container Platform クラスターに必要なネットワークオブジェクトおよびロードバランサーをデプロイすることができます。
例4.26 ネットワークおよびロードバランサーの CloudFormation テンプレート
クラスターを AWS government またはシークレットリージョンにデプロイする場合は、InternalApiServerRecord
を更新し、CNAME
レコードを使用する必要があります。ALIAS
タイプのレコードは、AWS 政府リージョンではサポートされません。以下に例を示します。
Type: CNAME TTL: 10 ResourceRecords: - !GetAtt IntApiElb.DNSName
Type: CNAME
TTL: 10
ResourceRecords:
- !GetAtt IntApiElb.DNSName
4.4.7. AWS でのセキュリティーグループおよびロールの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform クラスターで使用するセキュリティーグループおよびロールを Amazon Web Services (AWS) で作成する必要があります。
提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、AWS リソースのスタックを作成できます。スタックは、OpenShift Container Platform クラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを表します。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して AWS インフラストラクチャーを作成しない場合は、記載されている情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
手順
テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- クラスターの Ignition 設定ファイルでエンコードされるクラスターインフラストラクチャーの名前。
- 2
- 形式が
<cluster-name>-<random-string>
の Ignition 設定ファイルから抽出したインフラストラクチャー名を指定します。 - 3
- VPC の CIDR ブロック。
- 4
x.x.x.x/16-24
の形式で定義した VPC に使用した CIDR ブロックパラメーターを指定します。- 5
- VPC 用に作成したプライベートサブネット。
- 6
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
PrivateSubnetIds
値を指定します。 - 7
- クラスター用に作成した VPC。
- 8
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
VpcId
値を指定します。
- このトピックの セキュリティーオブジェクトの CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを記述しています。
CloudFormation テンプレートを起動し、セキュリティーグループおよびロールを表す AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml
2 --parameters file://<parameters>.json
3 --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM
4 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<name>
はcluster-sec
などの CloudFormation スタックの名前です。クラスターを削除する場合に、このスタックの名前が必要になります。- 2
<template>
は、保存した CloudFormation テンプレート YAML ファイルへの相対パスまたはその名前です。- 3
<parameters>
は、CloudFormation パラメーター JSON ファイルへの相対パスまたは名前です。- 4
- 提供されるテンプレートは一部の
AWS::IAM::Role
およびAWS::IAM::InstanceProfile
リソースを作成するため、CAPABILITY_NAMED_IAM
機能を明示的に宣言する必要があります。
出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-sec/03bd4210-2ed7-11eb-6d7a-13fc0b61e9db
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-sec/03bd4210-2ed7-11eb-6d7a-13fc0b61e9db
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow StackStatus
がCREATE_COMPLETE
を表示した後に、出力には以下のパラメーターの値が表示されます。これらのパラメーターの値をクラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに指定する必要があります。MasterSecurityGroupId
マスターセキュリティーグループ ID
WorkerSecurityGroupId
ワーカーセキュリティーグループ ID
MasterInstanceProfile
マスター IAM インスタンスプロファイル
WorkerInstanceProfile
ワーカー IAM インスタンスプロファイル
4.4.7.1. セキュリティーオブジェクトの CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の CloudFormation テンプレートを使用し、OpenShift Container Platform クラスターに必要なセキュリティーオブジェクトをデプロイすることができます。
例4.27 セキュリティーオブジェクトの CloudFormation テンプレート
4.4.8. ストリームメタデータを使用した RHCOS AMI へのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform では、ストリームメタデータ は、JSON 形式で RHCOS に関する標準化されたメタデータを提供し、メタデータをクラスターに挿入します。ストリームメタデータは、複数のアーキテクチャーをサポートする安定した形式で、自動化を維持するための自己文書化が意図されています。
openshift-install
の coreos print-stream-json
サブコマンドを使用して、ストリームメタデータ形式のブートイメージに関する情報にアクセスできます。このコマンドは、スクリプト可能でマシン読み取り可能な形式でストリームメタデータを出力する方法を提供します。
user-provisioned installation の場合、openshift-install
バイナリーには、AWS AMI などの OpenShift Container Platform での使用がテストされている RHCOS ブートイメージのバージョンへの参照が含まれます。
手順
ストリームメタデータを解析するには、以下のいずれかの方法を使用します。
-
Go プログラムから、https://github.com/coreos/stream-metadata-go の公式の
stream-metadata-go
ライブラリーを使用します。ライブラリーでサンプルコードを確認することもできます。 - Python や Ruby などの別のプログラミング言語から、お好みのプログラミング言語の JSON ライブラリーを使用します。
jq
などの JSON データを処理するコマンドラインユーティリティーから、以下のコマンドを実行します。us-west-1
などの AWS リージョンの現在のx86_64
またはaarch64
AMI を出力します。x86_64 の場合
openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.x86_64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
$ openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.x86_64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
ami-0d3e625f84626bbda
ami-0d3e625f84626bbda
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow aarch64 の場合
openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.aarch64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
$ openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.aarch64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
ami-0af1d3b7fa5be2131
ami-0af1d3b7fa5be2131
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドの出力は、指定されたアーキテクチャーと
us-west-1
リージョンの AWS AMI ID です。AMI はクラスターと同じリージョンに属する必要があります。
4.4.9. AWS インフラストラクチャーの RHCOS AMI リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat は、OpenShift Container Platform ノードに手動で指定できる、さまざまな AWS リージョンおよびインスタンスアーキテクチャーに有効な Red Hat Enterprise Linux CoreOS(RHCOS) AMI を提供します。
また、独自の AMI をインポートすることで、RHCOS AMI がパブリッシュされていないリージョンにインストールすることもできます。
AWS ゾーン | AWS AMI |
---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
AWS ゾーン | AWS AMI |
---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
4.4.10. AWS でのブートストラップノードの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform クラスターの初期化で使用するブートストラップノードを Amazon Web Services (AWS) で作成する必要があります。これは、以下の方法で行います。
-
bootstrap.ign
Ignition 設定ファイルをクラスターに送るための場所を指定。このファイルはインストールディレクトリーに置かれます。提供される CloudFormation テンプレートでは、クラスターの Ignition 設定ファイルは S3 バケットから送られることを前提としています。このファイルを別の場所から送ることを選択する場合は、テンプレートを変更する必要があります。 - 提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、AWS リソースのスタックを作成できます。スタックは、OpenShift Container Platform インストールに必要なブートストラップノードを表します。
提供される CloudFormation テンプレートを使用してブートストラップノードを作成しない場合、提供される情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
- AWS で DNS、ロードバランサー、およびリスナーを作成し、設定している。
- AWS でクラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを作成している。
手順
以下のコマンドを実行してバケットを作成します。
aws s3 mb s3://<cluster-name>-infra
$ aws s3 mb s3://<cluster-name>-infra
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<cluster-name>-infra
はバケット名です。install-config.yaml
ファイルを作成する際に、<cluster-name>
をクラスターに指定された名前に置き換えます。
以下の場合は、
s3://
スキーマではなく、S3 バケットに事前に署名された URL を使用する必要があります。- AWS SDK とは異なるエンドポイントを持つリージョンへのデプロイ。
- プロキシーをデプロイする。
- カスタムエンドポイントを指定します。
以下のコマンドを実行して
bootstrap.ign
Ignition 設定ファイルをバケットにアップロードします。aws s3 cp <installation_directory>/bootstrap.ign s3://<cluster-name>-infra/bootstrap.ign
$ aws s3 cp <installation_directory>/bootstrap.ign s3://<cluster-name>-infra/bootstrap.ign
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
以下のコマンドを実行して、ファイルがアップロードされていることを確認します。
aws s3 ls s3://<cluster-name>-infra/
$ aws s3 ls s3://<cluster-name>-infra/
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
2019-04-03 16:15:16 314878 bootstrap.ign
2019-04-03 16:15:16 314878 bootstrap.ign
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記ブートストラップ Ignition 設定ファイルには、X.509 キーのようなシークレットが含まれません。以下の手順では、S3 バケットの基本的なセキュリティーを提供します。追加のセキュリティーを提供するには、OpenShift IAM ユーザーなどの特定のユーザーのみがバケットに含まれるオブジェクトにアクセスできるように S3 バケットポリシーを有効にできます。S3 を完全に回避し、ブートストラップマシンが到達できるアドレスからブートストラップ Ignition 設定ファイルを送ることができます。
テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- クラスターの Ignition 設定ファイルでエンコードされるクラスターインフラストラクチャーの名前。
- 2
- 形式が
<cluster-name>-<random-string>
の Ignition 設定ファイルから抽出したインフラストラクチャー名を指定します。 - 3
- 選択したアーキテクチャーに基づいてブートストラップノードに使用する最新の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) AMI。
- 4
- 有効な
AWS::EC2::Image::Id
値を指定します。 - 5
- ブートストラップノードへの SSH アクセスを許可する CIDR ブロック。
- 6
x.x.x.x/16-24
形式で CIDR ブロックを指定します。- 7
- ブートストラップを起動するために VPC に関連付けられるパブリックサブネット。
- 8
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
PublicSubnetIds
値を指定します。 - 9
- マスターセキュリティーグループ ID (一時ルールの登録用)。
- 10
- セキュリティーグループおよびロールの CloudFormation テンプレートから
MasterSecurityGroupId
値を指定します。 - 11
- 作成されたリソースが属する VPC。
- 12
- VPC の CloudFormation テンプレートの出力から
VpcId
値を指定します。 - 13
- ブートストラップの Ignition 設定ファイルをフェッチする場所。
- 14
s3://<bucket_name>/bootstrap.ign
の形式で S3 バケットおよびファイル名を指定します。- 15
- ネットワークロードバランサー (NLB) を登録するかどうか。
- 16
yes
またはno
を指定します。yes
を指定する場合、Lambda Amazon Resource Name (ARN) の値を指定する必要があります。- 17
- NLB IP ターゲット登録 lambda グループの ARN。
- 18
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
RegisterNlbIpTargetsLambda
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 19
- 外部 API ロードバランサーのターゲットグループの ARN。
- 20
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
ExternalApiTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 21
- 内部 API ロードバランサーのターゲットグループの ARN。
- 22
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
InternalApiTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 23
- 内部サービスバランサーのターゲットグループの ARN。
- 24
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
InternalServiceTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。
- このトピックの ブートストラップマシンの CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要なブートストラップマシンを記述しています。
-
オプション: プロキシーを使用してクラスターをデプロイする場合は、テンプレートの ignition を更新して
ignition.config.proxy
フィールドを追加する必要があります。さらに、Amazon EC2、Elastic Load Balancing、および S3 VPC エンドポイントを VPC に追加している場合は、これらのエンドポイントをnoProxy
フィールドに追加する必要があります。 CloudFormation テンプレートを起動し、ブートストラップノードを表す AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml
2 --parameters file://<parameters>.json
3 --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM
4 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<name>
はcluster-bootstrap
などの CloudFormation スタックの名前です。クラスターを削除する場合に、このスタックの名前が必要になります。- 2
<template>
は、保存した CloudFormation テンプレート YAML ファイルへの相対パスまたはその名前です。- 3
<parameters>
は、CloudFormation パラメーター JSON ファイルへの相対パスまたは名前です。- 4
- 提供されるテンプレートは一部の
AWS::IAM::Role
およびAWS::IAM::InstanceProfile
リソースを作成するため、CAPABILITY_NAMED_IAM
機能を明示的に宣言する必要があります。
出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-bootstrap/12944486-2add-11eb-9dee-12dace8e3a83
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-bootstrap/12944486-2add-11eb-9dee-12dace8e3a83
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow StackStatus
がCREATE_COMPLETE
を表示した後に、出力には以下のパラメーターの値が表示されます。これらのパラメーターの値をクラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに指定する必要があります。BootstrapInstanceId
ブートストラップインスタンス ID。
BootstrapPublicIp
ブートストラップノードのパブリック IP アドレス。
BootstrapPrivateIp
ブートストラップノードのプライベート IP アドレス。
4.4.10.1. ブートストラップマシンの CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の CloudFormation テンプレートを使用し、OpenShift Container Platform クラスターに必要なブートストラップマシンをデプロイできます。
例4.28 ブートストラップマシンの CloudFormation テンプレート
4.4.10.2. AWS でのコントロールプレーンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターで使用するコントロールプレーンマシンを Amazon Web Services (AWS) で作成する必要があります。
提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、コントロールプレーンノードを表す AWS リソースのスタックを作成できます。
CloudFormation テンプレートは、3 つのコントロールプレーンノードを表すスタックを作成します。
提供される CloudFormation テンプレートを使用してコントロールプレーンノードを作成しない場合、提供される情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
- AWS で DNS、ロードバランサー、およびリスナーを作成し、設定している。
- AWS でクラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを作成している。
- ブートストラップマシンを作成している。
手順
テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- クラスターの Ignition 設定ファイルでエンコードされるクラスターインフラストラクチャーの名前。
- 2
- 形式が
<cluster-name>-<random-string>
の Ignition 設定ファイルから抽出したインフラストラクチャー名を指定します。 - 3
- 選択したアーキテクチャーに基づいてコントロールプレーンマシンに使用する最新の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) AMI。
- 4
AWS::EC2::Image::Id
値を指定します。- 5
- DNS etcd 登録を実行するかどうか。
- 6
yes
またはno
を指定します。yes
を指定する場合、ホストゾーンの情報を指定する必要があります。- 7
- etcd ターゲットの登録に使用する Route 53 プライベートゾーン ID。
- 8
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
PrivateHostedZoneId
値を指定します。 - 9
- ターゲットの登録に使用する Route 53 ゾーン。
- 10
<cluster_name>.<domain_name>
を指定します。ここで、<domain_name>
はクラスターのinstall-config.yaml
ファイルの生成時に使用した Route 53 ベースドメインです。AWS コンソールに表示される末尾のピリド (.) は含めないでください。- 11 13 15
- コントロールプレーンマシンの起動に使用するサブネット (プライベートが望ましい)。
- 12 14 16
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
PrivateSubnets
値のサブネットを指定します。 - 17
- コントロールプレーンノードに関連付けるマスターセキュリティーグループ ID。
- 18
- セキュリティーグループおよびロールの CloudFormation テンプレートから
MasterSecurityGroupId
値を指定します。 - 19
- コントロールプレーンの Ignition 設定ファイルをフェッチする場所。
- 20
- 生成される Ignition 設定ファイルの場所を指定します (
https://api-int.<cluster_name>.<domain_name>:22623/config/master
)。 - 21
- 使用する base64 でエンコードされた認証局の文字列。
- 22
- インストールディレクトリーにある
master.ign
ファイルから値を指定します。この値は、data:text/plain;charset=utf-8;base64,ABC…xYz==
形式の長い文字列です。 - 23
- コントロールプレーンノードに関連付ける IAM プロファイル。
- 24
- セキュリティーグループおよびロールの CloudFormation テンプレートの出力から
MasterInstanceProfile
パラメーターの値を指定します。 - 25
- 選択したアーキテクチャーに基づいてコントロールプレーンマシンに使用する AWS インスタンスのタイプ。
- 26
- インスタンスタイプの値は、コントロールプレーンマシンの最小リソース要件に対応します。たとえば、
m6i.xlarge
は AMD64 のタイプであり、m6g.xlarge
は、ARM64 のタイプです。 - 27
- ネットワークロードバランサー (NLB) を登録するかどうか。
- 28
yes
またはno
を指定します。yes
を指定する場合、Lambda Amazon Resource Name (ARN) の値を指定する必要があります。- 29
- NLB IP ターゲット登録 lambda グループの ARN。
- 30
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
RegisterNlbIpTargetsLambda
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 31
- 外部 API ロードバランサーのターゲットグループの ARN。
- 32
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
ExternalApiTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 33
- 内部 API ロードバランサーのターゲットグループの ARN。
- 34
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
InternalApiTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。 - 35
- 内部サービスバランサーのターゲットグループの ARN。
- 36
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
InternalServiceTargetGroupArn
値を指定します。クラスターを AWS GovCloud リージョンにデプロイする場合は、arn:aws-us-gov
を使用します。
- このトピックの コントロールプレーンマシンの CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要なコントロールプレーンのマシンを記述しています。
-
m5
インスタンスタイプをMasterInstanceType
の値として指定している場合、そのインスタンスタイプを CloudFormation テンプレートのMasterInstanceType.AllowedValues
パラメーターに追加します。 CloudFormation テンプレートを起動し、コントロールプレーンノードを表す AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml
2 --parameters file://<parameters>.json
3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-control-plane/21c7e2b0-2ee2-11eb-c6f6-0aa34627df4b
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-control-plane/21c7e2b0-2ee2-11eb-c6f6-0aa34627df4b
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記CloudFormation テンプレートは、3 つのコントロールプレーンノードを表すスタックを作成します。
テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.4.10.3. コントロールプレーンマシンの CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の CloudFormation テンプレートを使用し、OpenShift Container Platform クラスターに必要なコントロールプレーンマシンをデプロイすることができます。
例4.29 コントロールプレーンマシンの CloudFormation テンプレート
4.4.11. AWS でのワーカーノードの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターで使用するワーカーノードを Amazon Web Services (AWS) で作成できます。
提供される CloudFormation テンプレートおよびカスタムパラメーターファイルを使用して、ワーカーノードを表す AWS リソースのスタックを作成できます。
CloudFormation テンプレートは、1 つのワーカーノードを表すスタックを作成します。それぞれのワーカーノードにスタックを作成する必要があります。
提供される CloudFormation テンプレートを使用してワーカーノードを作成しない場合、提供される情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
- AWS で DNS、ロードバランサー、およびリスナーを作成し、設定している。
- AWS でクラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを作成している。
- ブートストラップマシンを作成している。
- コントロールプレーンマシンを作成している。
手順
CloudFormation テンプレートが必要とするパラメーター値が含まれる JSON ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- クラスターの Ignition 設定ファイルでエンコードされるクラスターインフラストラクチャーの名前。
- 2
- 形式が
<cluster-name>-<random-string>
の Ignition 設定ファイルから抽出したインフラストラクチャー名を指定します。 - 3
- 選択したアーキテクチャーに基づいてワーカーノードに使用する現在の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) AMI。
- 4
AWS::EC2::Image::Id
値を指定します。- 5
- ワーカーノードを起動するためのサブネット (プライベートであることが望ましい)。
- 6
- DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から
PrivateSubnets
値のサブネットを指定します。 - 7
- ワーカーノードに関連付けるワーカーセキュリティーグループ ID。
- 8
- セキュリティーグループおよびロールの CloudFormation テンプレートの出力から
WorkerSecurityGroupId
値を指定します。 - 9
- ブートストラップ Ignition 設定ファイルを取得する場所。
- 10
- 生成される Ignition 設定の場所を指定します。
https://api-int.<cluster_name>.<domain_name>:22623/config/worker
- 11
- 使用する base64 でエンコードされた認証局の文字列。
- 12
- インストールディレクトリーにある
worker.ign
ファイルから値を指定します。この値は、data:text/plain;charset=utf-8;base64,ABC…xYz==
形式の長い文字列です。 - 13
- ワーカーロールに関連付ける IAM プロファイル。
- 14
- セキュリティーグループおよびロールの CloudFormation テンプレートの出力から
WorkerInstanceProfile
パラメーターの値を指定します。 - 15
- 選択したアーキテクチャーに基づいてコンピュートマシンに使用する AWS インスタンスのタイプ。
- 16
- インスタンスタイプの値は、コンピュートマシンの最小リソース要件に対応します。たとえば、
m6i.large
は AMD64 のタイプであり、m6g.large
は ARM64 のタイプです。
- このトピックの ワーカーマシンの CloudFormation テンプレート セクションからテンプレートをコピーし、これをコンピューター上に YAML ファイルとして保存します。このテンプレートは、クラスターに必要なネットワークオブジェクトおよびロードバランサーを記述しています。
-
オプション:
m5
インスタンスタイプをWorkerInstanceType
の値として指定した場合は、そのインスタンスタイプを CloudFormation テンプレートのWorkerInstanceType.AllowedValues
パラメーターに追加します。 -
オプション: AWS Marketplace イメージを使用してデプロイする場合は、サブスクリプションから取得した AMI ID で
Worker0.type.properties.ImageID
パラメーターを更新します。 CloudFormation テンプレートを使用して、ワーカーノードを表す AWS リソースのスタックを作成します。
重要単一行にコマンドを入力してください。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name>
1 --template-body file://<template>.yaml \
2 --parameters file://<parameters>.json
3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-worker-1/729ee301-1c2a-11eb-348f-sd9888c65b59
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-worker-1/729ee301-1c2a-11eb-348f-sd9888c65b59
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記CloudFormation テンプレートは、1 つのワーカーノードを表すスタックを作成します。
テンプレートのコンポーネントが存在することを確認します。
aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow クラスターに作成するワーカーマシンが十分な数に達するまでワーカースタックの作成を継続します。同じテンプレートおよびパラメーターファイルを参照し、異なるスタック名を指定してワーカースタックをさらに作成することができます。
重要2 つ以上のワーカーマシンを作成する必要があるため、この CloudFormation テンプレートを使用する 2 つ以上のスタックを作成する必要があります。
4.4.11.1. コンピュートマシン用の CloudFormation テンプレート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の CloudFormation テンプレートを使用して、OpenShift Container Platform クラスターに必要なコンピュートマシンをデプロイできます。
例4.30 コンピュートマシン用の CloudFormation テンプレート
4.4.11.2. コンピュートマシン用の CloudFormation スタックの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以前に共有された CloudFormation テンプレートを使用して、コンピュートマシン用の AWS リソースのスタックを作成できます。
コントロールプレーンマシンに CloudFormation テンプレートを使用する場合、テンプレートは 3 つのコントロールプレーンマシンすべてを単一のスタックでプロビジョニングします。ただし、CloudFormation テンプレートを使用してコンピュートマシンをデプロイする場合は、install-config.yaml
ファイルで定義した数に基づいてスタックの数を作成する必要があります。各スタックはマシンごとに 1 回プロビジョニングされます。新しいコンピュートマシンをプロビジョニングするには、スタック名を変更する必要があります。
手順
コンピュートマシン用の CloudFormation スタックを作成するには、次のコマンドを実行します。
aws cloudformation create-stack --stack-name <name> \ --template-body file://<template>.yaml \ --parameters file://<parameters>.json
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <name> \
1 --template-body file://<template>.yaml \
2 --parameters file://<parameters>.json
3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-worker-1/729ee301-1c2a-11eb-348f-sd9888c65b59
arn:aws:cloudformation:us-east-1:269333783861:stack/cluster-worker-1/729ee301-1c2a-11eb-348f-sd9888c65b59
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.4.12. user-provisioned infrastructure を使用した AWS でのブートストラップシーケンスの初期化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Services (AWS) ですべての必要なインフラストラクチャーを作成した後に、OpenShift Container Platform コントロールプレーンを初期化するブートストラップシーケンスを開始できます。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - クラスターの Ignition 設定ファイルを生成している。
- AWS で VPC および関連するサブネットを作成し、設定している。
- AWS で DNS、ロードバランサー、およびリスナーを作成し、設定している。
- AWS でクラスターに必要なセキュリティーグループおよびロールを作成している。
- ブートストラップマシンを作成している。
- コントロールプレーンマシンを作成している。
- ワーカーノードを作成している。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、OpenShift Container Platform コントロールプレーンを初期化するブートストラッププロセスを開始します。
./openshift-install wait-for bootstrap-complete --dir <installation_directory> \ --log-level=info
$ ./openshift-install wait-for bootstrap-complete --dir <installation_directory> \
1 --log-level=info
2 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
INFO Waiting up to 20m0s for the Kubernetes API at https://api.mycluster.example.com:6443... INFO API v1.31.3 up INFO Waiting up to 30m0s for bootstrapping to complete... INFO It is now safe to remove the bootstrap resources INFO Time elapsed: 1s
INFO Waiting up to 20m0s for the Kubernetes API at https://api.mycluster.example.com:6443... INFO API v1.31.3 up INFO Waiting up to 30m0s for bootstrapping to complete... INFO It is now safe to remove the bootstrap resources INFO Time elapsed: 1s
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コマンドが
FATAL
警告を出さずに終了する場合、OpenShift Container Platform コントロールプレーンは初期化されています。注記コントロールプレーンの初期化後に、コンピュートノードを設定し、Operator の形式で追加のサービスをインストールします。
4.4.13. マシンの証明書署名要求の承認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マシンをクラスターに追加する際に、追加したそれぞれのマシンに対して 2 つの保留状態の証明書署名要求 (CSR) が生成されます。これらの CSR が承認されていることを確認するか、必要な場合はそれらを承認してください。最初にクライアント要求を承認し、次にサーバー要求を承認する必要があります。
前提条件
- マシンがクラスターに追加されています。
手順
クラスターがマシンを認識していることを確認します。
oc get nodes
$ oc get nodes
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME STATUS ROLES AGE VERSION master-0 Ready master 63m v1.31.3 master-1 Ready master 63m v1.31.3 master-2 Ready master 64m v1.31.3
NAME STATUS ROLES AGE VERSION master-0 Ready master 63m v1.31.3 master-1 Ready master 63m v1.31.3 master-2 Ready master 64m v1.31.3
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力には作成したすべてのマシンがリスト表示されます。
注記上記の出力には、一部の CSR が承認されるまで、ワーカーノード (ワーカーノードとも呼ばれる) が含まれない場合があります。
保留中の証明書署名要求 (CSR) を確認し、クラスターに追加したそれぞれのマシンのクライアントおよびサーバー要求に
Pending
またはApproved
ステータスが表示されていることを確認します。oc get csr
$ oc get csr
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME AGE REQUESTOR CONDITION csr-8b2br 15m system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending csr-8vnps 15m system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending ...
NAME AGE REQUESTOR CONDITION csr-8b2br 15m system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending csr-8vnps 15m system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending ...
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、2 つのマシンがクラスターに参加しています。このリストにはさらに多くの承認された CSR が表示される可能性があります。
追加したマシンの保留中の CSR すべてが
Pending
ステータスになった後に CSR が承認されない場合には、クラスターマシンの CSR を承認します。注記CSR のローテーションは自動的に実行されるため、クラスターにマシンを追加後 1 時間以内に CSR を承認してください。1 時間以内に承認しない場合には、証明書のローテーションが行われ、各ノードに 3 つ以上の証明書が存在するようになります。これらの証明書すべてを承認する必要があります。クライアントの CSR が承認された後に、Kubelet は提供証明書のセカンダリー CSR を作成します。これには、手動の承認が必要になります。次に、後続の提供証明書の更新要求は、Kubelet が同じパラメーターを持つ新規証明書を要求する場合に
machine-approver
によって自動的に承認されます。注記ベアメタルおよび他の user-provisioned infrastructure などのマシン API ではないプラットフォームで実行されているクラスターの場合、kubelet 提供証明書要求 (CSR) を自動的に承認する方法を実装する必要があります。要求が承認されない場合、API サーバーが kubelet に接続する際に提供証明書が必須であるため、
oc exec
、oc rsh
、およびoc logs
コマンドは正常に実行できません。Kubelet エンドポイントにアクセスする操作には、この証明書の承認が必要です。この方法は新規 CSR の有無を監視し、CSR がsystem:node
またはsystem:admin
グループのnode-bootstrapper
サービスアカウントによって提出されていることを確認し、ノードの ID を確認します。それらを個別に承認するには、それぞれの有効な CSR に以下のコマンドを実行します。
oc adm certificate approve <csr_name>
$ oc adm certificate approve <csr_name>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<csr_name>
は、現行の CSR のリストからの CSR の名前です。
すべての保留中の CSR を承認するには、以下のコマンドを実行します。
oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs --no-run-if-empty oc adm certificate approve
$ oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs --no-run-if-empty oc adm certificate approve
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記一部の Operator は、一部の CSR が承認されるまで利用できない可能性があります。
クライアント要求が承認されたら、クラスターに追加した各マシンのサーバー要求を確認する必要があります。
oc get csr
$ oc get csr
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME AGE REQUESTOR CONDITION csr-bfd72 5m26s system:node:ip-10-0-50-126.us-east-2.compute.internal Pending csr-c57lv 5m26s system:node:ip-10-0-95-157.us-east-2.compute.internal Pending ...
NAME AGE REQUESTOR CONDITION csr-bfd72 5m26s system:node:ip-10-0-50-126.us-east-2.compute.internal Pending csr-c57lv 5m26s system:node:ip-10-0-95-157.us-east-2.compute.internal Pending ...
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 残りの CSR が承認されず、それらが
Pending
ステータスにある場合、クラスターマシンの CSR を承認します。それらを個別に承認するには、それぞれの有効な CSR に以下のコマンドを実行します。
oc adm certificate approve <csr_name>
$ oc adm certificate approve <csr_name>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<csr_name>
は、現行の CSR のリストからの CSR の名前です。
すべての保留中の CSR を承認するには、以下のコマンドを実行します。
oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs oc adm certificate approve
$ oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs oc adm certificate approve
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
すべてのクライアントおよびサーバーの CSR が承認された後に、マシンのステータスが
Ready
になります。以下のコマンドを実行して、これを確認します。oc get nodes
$ oc get nodes
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記サーバー CSR の承認後にマシンが
Ready
ステータスに移行するまでに数分の時間がかかる場合があります。
関連情報
4.4.14. Operator の初期設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コントロールプレーンの初期化後に、一部の Operator を利用可能にするためにそれらをすぐに設定する必要があります。
前提条件
- コントロールプレーンが初期化されています。
手順
クラスターコンポーネントがオンラインになることを確認します。
watch -n5 oc get clusteroperators
$ watch -n5 oc get clusteroperators
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 利用不可の Operator を設定します。
4.4.14.1. デフォルトの OperatorHub カタログソースの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat によって提供されるコンテンツを調達する Operator カタログおよびコミュニティープロジェクトは、OpenShift Container Platform のインストール時にデフォルトで OperatorHub に設定されます。ネットワークが制限された環境では、クラスター管理者としてデフォルトのカタログを無効にする必要があります。
手順
disableAllDefaultSources: true
をOperatorHub
オブジェクトに追加して、デフォルトカタログのソースを無効にします。oc patch OperatorHub cluster --type json \ -p '[{"op": "add", "path": "/spec/disableAllDefaultSources", "value": true}]'
$ oc patch OperatorHub cluster --type json \ -p '[{"op": "add", "path": "/spec/disableAllDefaultSources", "value": true}]'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
または、Web コンソールを使用してカタログソースを管理できます。Administration
4.4.14.2. イメージレジストリーストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Services はデフォルトのストレージを提供します。つまり、Image Registry Operator はインストール後に利用可能になります。ただし、レジストリー Operator が S3 バケットを作成できず、ストレージを自動的に設定する場合は、レジストリーストレージを手動で設定する必要があります。
実稼働クラスターに必要な永続ボリュームの設定に関する手順が示されます。該当する場合、空のディレクトリーをストレージの場所として設定する方法が表示されます。これは、実稼働以外のクラスターでのみ利用できます。
アップグレード時に Recreate
ロールアウトストラテジーを使用して、イメージレジストリーがブロックストレージタイプを使用することを許可するための追加の手順が提供されます。
4.4.14.2.1. user-provisioned infrastructure を使用した AWS のレジストリーストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストール時に、Amazon S3 バケットを作成するにはクラウド認証情報を使用でき、レジストリー Operator がストレージを自動的に設定します。
レジストリー Operator が S3 バケットを作成できず、ストレージを自動的に設定する場合、以下の手順により S3 バケットを作成し、ストレージを設定することができます。
前提条件
- user-provisioned infrastructure を使用した AWS 上にクラスターがある。
Amazon S3 ストレージの場合、シークレットには以下のキーが含まれることが予想されます。
-
REGISTRY_STORAGE_S3_ACCESSKEY
-
REGISTRY_STORAGE_S3_SECRETKEY
-
手順
レジストリー Operator が S3 バケットを作成できず、ストレージを自動的に設定する場合は、以下の手順を使用してください。
- バケットライフサイクルポリシー を設定し、1 日以上経過している未完了のマルチパートアップロードを中止します。
configs.imageregistry.operator.openshift.io/cluster
にストレージ設定を入力します。oc edit configs.imageregistry.operator.openshift.io/cluster
$ oc edit configs.imageregistry.operator.openshift.io/cluster
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 設定例
storage: s3: bucket: <bucket-name> region: <region-name>
storage: s3: bucket: <bucket-name> region: <region-name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
AWS でレジストリーイメージのセキュリティーを保護するには、S3 バケットに対して パブリックアクセスのブロック を実行します。
4.4.14.2.2. 実稼働以外のクラスターでのイメージレジストリーのストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Image Registry Operator のストレージを設定する必要があります。実稼働用以外のクラスターの場合、イメージレジストリーは空のディレクトリーに設定することができます。これを実行する場合、レジストリーを再起動するとすべてのイメージが失われます。
手順
イメージレジストリーストレージを空のディレクトリーに設定するには、以下を実行します。
oc patch configs.imageregistry.operator.openshift.io cluster --type merge --patch '{"spec":{"storage":{"emptyDir":{}}}}'
$ oc patch configs.imageregistry.operator.openshift.io cluster --type merge --patch '{"spec":{"storage":{"emptyDir":{}}}}'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 警告実稼働用以外のクラスターにのみこのオプションを設定します。
Image Registry Operator がそのコンポーネントを初期化する前にこのコマンドを実行する場合、
oc patch
コマンドは以下のエラーを出して失敗します。Error from server (NotFound): configs.imageregistry.operator.openshift.io "cluster" not found
Error from server (NotFound): configs.imageregistry.operator.openshift.io "cluster" not found
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 数分待機した後に、このコマンドを再び実行します。
4.4.15. ブートストラップリソースの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの初期 Operator 設定の完了後に、Amazon Web Services (AWS) からブートストラップリソースを削除します。
前提条件
- クラスターの初期 Operator 設定が完了済みです。
手順
ブートストラップリソースを削除します。CloudFormation テンプレートを使用した場合は、そのスタックを削除 します。
AWS CLI を使用してスタックを削除します。
aws cloudformation delete-stack --stack-name <name>
$ aws cloudformation delete-stack --stack-name <name>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<name>
は、ブートストラップスタックの名前です。
- AWS CloudFormation コンソール を使用してスタックを削除します。
4.4.16. Ingress DNS レコードの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
DNS ゾーン設定を削除した場合には、Ingress ロードバランサーを参照する DNS レコードを手動で作成します。ワイルドカードレコードまたは特定のレコードのいずれかを作成できます。以下の手順では A レコードを使用しますが、CNAME やエイリアスなどの必要な他のレコードタイプを使用できます。
前提条件
- 独自にプロビジョニングしたインフラストラクチャーを使用する OpenShift Container Platform クラスターを Amazon Web Services (AWS) にデプロイしています。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
jq
パッケージをインストールしている。 - AWS CLI をダウンロードし、これをコンピューターにインストールしている。Install the AWS CLI Using the Bundled Installer (Linux, macOS, or Unix) を参照してください。
手順
作成するルートを決定します。
-
ワイルドカードレコードを作成するには、
*.apps.<cluster_name>.<domain_name>
を使用します。ここで、<cluster_name>
はクラスター名で、<domain_name>
は OpenShift Container Platform クラスターの Route 53 ベースドメインです。 特定のレコードを作成するには、以下のコマンドの出力にあるように、クラスターが使用する各ルートにレコードを作成する必要があります。
oc get --all-namespaces -o jsonpath='{range .items[*]}{range .status.ingress[*]}{.host}{"\n"}{end}{end}' routes
$ oc get --all-namespaces -o jsonpath='{range .items[*]}{range .status.ingress[*]}{.host}{"\n"}{end}{end}' routes
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
oauth-openshift.apps.<cluster_name>.<domain_name> console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<domain_name> downloads-openshift-console.apps.<cluster_name>.<domain_name> alertmanager-main-openshift-monitoring.apps.<cluster_name>.<domain_name> prometheus-k8s-openshift-monitoring.apps.<cluster_name>.<domain_name>
oauth-openshift.apps.<cluster_name>.<domain_name> console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<domain_name> downloads-openshift-console.apps.<cluster_name>.<domain_name> alertmanager-main-openshift-monitoring.apps.<cluster_name>.<domain_name> prometheus-k8s-openshift-monitoring.apps.<cluster_name>.<domain_name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
-
ワイルドカードレコードを作成するには、
Ingress Operator ロードバランサーのステータスを取得し、使用する外部 IP アドレスの値をメモします。これは
EXTERNAL-IP
列に表示されます。oc -n openshift-ingress get service router-default
$ oc -n openshift-ingress get service router-default
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE router-default LoadBalancer 172.30.62.215 ab3...28.us-east-2.elb.amazonaws.com 80:31499/TCP,443:30693/TCP 5m
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE router-default LoadBalancer 172.30.62.215 ab3...28.us-east-2.elb.amazonaws.com 80:31499/TCP,443:30693/TCP 5m
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ロードバランサーのホストゾーン ID を見つけます。
aws elb describe-load-balancers | jq -r '.LoadBalancerDescriptions[] | select(.DNSName == "<external_ip>").CanonicalHostedZoneNameID'
$ aws elb describe-load-balancers | jq -r '.LoadBalancerDescriptions[] | select(.DNSName == "<external_ip>").CanonicalHostedZoneNameID'
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<external_ip>
には、取得した Ingress Operator ロードバランサーの外部 IP アドレスの値を指定します。
出力例
Z3AADJGX6KTTL2
Z3AADJGX6KTTL2
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドの出力は、ロードバランサーのホストゾーン ID です。
クラスターのドメインのパブリックホストゾーン ID を取得します。
aws route53 list-hosted-zones-by-name \ --dns-name "<domain_name>" \ --query 'HostedZones[? Config.PrivateZone != `true` && Name == `<domain_name>.`].Id'
$ aws route53 list-hosted-zones-by-name \ --dns-name "<domain_name>" \
1 --query 'HostedZones[? Config.PrivateZone != `true` && Name == `<domain_name>.`].Id'
2 --output text
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
/hostedzone/Z3URY6TWQ91KVV
/hostedzone/Z3URY6TWQ91KVV
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ドメインのパブリックホストゾーン ID がコマンド出力に表示されます。この例では、これは
Z3URY6TWQ91KVV
になります。プライベートゾーンにエイリアスレコードを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<private_hosted_zone_id>
には、DNS および負荷分散の CloudFormation テンプレートの出力から値を指定します。- 2
<cluster_domain>
には、OpenShift Container Platform クラスターで使用するドメインまたはサブドメインを指定します。- 3
<hosted_zone_id>
には、取得したロードバランサーのパブリックホストゾーン ID を指定します。- 4
<external_ip>
には、Ingress Operator ロードバランサーの外部 IP アドレスの値を指定します。このパラメーターの値に末尾のピリオド (.
) が含まれていることを確認します。
パブリックゾーンにレコードを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.4.17. user-provisioned infrastructure での AWS インストールの実行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Service (AWS) の user-provisioned infrastructure で OpenShift Container Platform のインストールを開始した後に、デプロイメントを完了するまでモニターします。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターのブートストラップノードを、user-provisioned AWS インフラストラクチャーで削除している。
-
oc
CLI がインストールされている。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーから、クラスターのインストールを完了します。
./openshift-install --dir <installation_directory> wait-for install-complete
$ ./openshift-install --dir <installation_directory> wait-for install-complete
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要-
インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper
証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー に関するドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することを推奨します。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
- Cluster registration ページでクラスターを登録します。
4.4.18. CLI の使用によるクラスターへのログイン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター kubeconfig
ファイルをエクスポートし、デフォルトシステムユーザーとしてクラスターにログインできます。kubeconfig
ファイルには、クライアントを正しいクラスターおよび API サーバーに接続するために CLI で使用されるクラスターに関する情報が含まれます。このファイルはクラスターに固有のファイルであり、OpenShift Container Platform のインストール時に作成されます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイしていること。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
次のコマンドを実行して、
kubeadmin
認証情報をエクスポートします。export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig
$ export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<installation_directory>
には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
次のコマンドを実行し、エクスポートされた設定を使用して
oc
コマンドを正常に実行できることを確認します。oc whoami
$ oc whoami
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
system:admin
system:admin
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.4.19. Web コンソールを使用したクラスターへのログイン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
kubeadmin
ユーザーは、OpenShift Container Platform のインストール後はデフォルトで存在します。OpenShift Container Platform Web コンソールを使用し、kubeadmin
ユーザーとしてクラスターにログインできます。
前提条件
- インストールホストにアクセスできる。
- クラスターのインストールを完了しており、すべてのクラスター Operator が利用可能である。
手順
インストールホストで
kubeadmin-password
ファイルからkubeadmin
ユーザーのパスワードを取得します。cat <installation_directory>/auth/kubeadmin-password
$ cat <installation_directory>/auth/kubeadmin-password
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.log
ログファイルからkubeadmin
パスワードを取得できます。OpenShift Container Platform Web コンソールルートをリスト表示します。
oc get routes -n openshift-console | grep 'console-openshift'
$ oc get routes -n openshift-console | grep 'console-openshift'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.log
ログファイルからで OpenShift Container Platform ルートを取得できます。出力例
console console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<base_domain> console https reencrypt/Redirect None
console console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<base_domain> console https reencrypt/Redirect None
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
Web ブラウザーで前述のコマンドの出力で詳細に説明されたルートに移動し、
kubeadmin
ユーザーとしてログインします。
4.4.21. 次のステップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- インストールを検証 します。
- クラスターのカスタマイズ
-
Cluster Samples Operator および
must-gather
ツールの イメージストリームを設定 します。 - 非接続環境で Operator Lifecycle Manager を使用 する方法を確認します。
- クラスターのインストールに使用したミラーレジストリーに信頼された CA がある場合は、追加のトラストストアを設定 してクラスターに追加します。
- 必要に応じて、リモートヘルスレポートをオプトアウト できます。
- 必要に応じて、非接続クラスターの登録 を参照してください。
- 必要に応じて、クラウドプロバイダーの認証情報を削除 できます。