4.4. デフォルトの CRI-O 機能用のドロップインファイルを作成する
特定のマシン設定プール (MCP) に関連付けられたノードの OpenShift Container Platform CRI-O ランタイムに関連付けられる設定の一部を変更することができます。コントローラーカスタムリソース (CR) を使用して、設定値を設定し、MCP に一致するラベルを追加します。その後、Machine Config Operator (MCO) が、更新された値を使用して、関連付けられたノード上の crio.conf
および default.conf
設定ファイルを再構築します。
以前のバージョンの OpenShift Container Platform には、デフォルトで特定のマシン設定が含まれていました。新しいバージョンの OpenShift Container Platform に更新した場合、同じ OpenShift Container Platform バージョンで実行されるクラスターのマシン設定が同じになるように、その特定のマシン設定が保持されます。
必要に応じて複数の ContainerRuntimeConfig
CR を作成できますが、クラスターあたり 10 個までという制限があります。最初の ContainerRuntimeConfig
CR については、containerruntime
が付いたマシン設定が MCO によって作成されます。後続の各 CR については、数字の接尾辞が付いた ContainerRuntime
マシン設定がコントローラーによって作成されます。たとえば、-2
という接尾辞を持つ ContainerRuntime
マシン設定がある場合、次の ContainerRuntime
マシン設定には -3
が付けられます。
マシン設定を削除する場合は、制限を超えないようにそれらを逆の順序で削除する必要があります。たとえば、containerruntime-2
マシン設定を削除する前に、containerruntime-3
マシン設定を削除します。
containerruntime-9
という接尾辞を持つマシン設定があるときに、別の ContainerRuntimeConfig
CR を作成すると、containerruntime
マシン設定が 10 個未満であっても、新しいマシン設定は作成されません。
複数の ContainerRuntimeConfig CR の例
$ oc get ctrcfg
出力例
NAME AGE ctr-overlay 15m ctr-level 5m45s
複数の ContainerRuntime 関連のシステム設定を示す例
$ cat /proc/1/status | grep Cap
$ capsh --decode=<decode_CapBnd_value> 1
- 1
<decode_CapBnd_value>
は、デコードする特定の値に置き換えます。