2.3. Catalogd
Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 は、catalogd コンポーネントとそのリソースを使用して、Operator カタログと機能拡張カタログを管理します。
2.3.1. OLM v1 のカタログについて
catalogd コンポーネントを使用して、Operator やコントローラーなどの Kubernetes 拡張機能のカタログをクエリーすることで、インストール可能なコンテンツを検出できます。catalogd は、クラスター上のクライアント用にカタログコンテンツを展開する Kubernetes 機能拡張であり、マイクロサービスの Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 スイートの一部です。現在、catalogd は、コンテナーイメージとしてパッケージ化および配布されているカタログコンテンツを解凍します。
一意の名前を持たない Operator または拡張機能をインストールしようとすると、インストールが失敗するか、予期しない結果になる可能性があります。その原因は以下のとおりです。
- クラスターに複数のカタログがインストールされている場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 には、Operator または拡張機能のインストール時にカタログを指定するメカニズムがありません。
- OLM v1 では、クラスターにインストールできるすべての Operator および拡張機能のバンドルとパッケージに、一意の名前が使用されている必要があります。