1.9.11. RHSA-2025:9269 - OpenShift Container Platform 4.18.18 のバグ修正とセキュリティー更新


発行日: 2025 年 6 月 25 日

OpenShift Container Platform リリース 4.18.18 が公開されました。更新に含まれるバグ修正のリストは、RHSA-2025:9269 アドバイザリーに記載されています。更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2025:9270 アドバイザリーによって提供されます。

このアドバイザリーでは、このリリースのすべてのコンテナーイメージに関する説明は除外されています。

以下のコマンドを実行して、このリリースでコンテナーイメージを表示できます。

$ oc adm release info 4.18.18 --pullspecs

1.9.11.1. バグ修正

  • 以前は、画面サイズが縮小されると Started 列が非表示になり、並べ替え機能がないため VirtualizedTable コンポーネントが壊れていました。その結果、この壊れたテーブルコンポーネントにより、ユーザーが pipelinerun リストページを一貫して表示できませんでした。このリリースでは、画面サイズが縮小された場合に、不足していたデフォルトの列の並べ替え機能を VirtualizedTable コンポーネントが処理するようになりました。その結果、画面サイズに関係なく、pipelinerun リストページを一貫して表示できるようになります。(OCPBUGS-57353)
  • 以前は、Operator Lifecycle Management (OLM) の OperatorGroupClusterRole パラメーターでセレクターの順序を変更すると、不要な etcd 書き込みと認証キャッシュの無効化によってパフォーマンスが低下していました。このリリースでは、OLM の更新により、ClusterRole パラメーターでセレクターの順序を変更したときに、不要な etcd 書き込みと認証キャッシュの無効化が防止されます。(OCPBUGS-57314)
  • 以前は、install-config.yaml ファイルにフィールドが不足していたため、Agent-based Installer がカスタムの additionalTrustBundlePolicy パラメーターを無視していました。その結果、オーバーライドが無視され、クラスターのインストールが指定した設定に準拠しないことがありました。このリリースでは、assisted-service の install-config.yaml ファイルに additionalTrustBundlePolicy 設定のオーバーライドが適切に適用されるようになりました。その結果、additionalTrustBundlePolicy パラメーターを正しく設定でき、その他のインストール設定のオーバーライドも正しく適用されるようになりました。(OCPBUGS-57306)
  • 以前は、インプレース更新を使用するホステッドクラスターを更新しようとすると、プロキシー変数が考慮されず、更新が失敗していました。このリリースでは、インプレースアップグレードを実行する Pod がクラスタープロキシー設定を考慮します。その結果、インプレース更新を使用するホステッドクラスターでも更新が機能するようになりました。(OCPBUGS-57273)
  • 以前は、Amazon Web Services (AWS) 上の既存の Virtual Private Cloud (VPC) にインストールする場合、コントロールプレーンノードのマシンセットカスタムリソースとそれに対応する AWS EC2 インスタンス間の AWS アベイラビリティーゾーンのサブネット情報に不一致が発生する可能性がありました。その結果、コントロールプレーンノードが 3 つのアベイラビリティーゾーンに分散されている状況でノードが 1 つ再作成されると、この不一致が原因で、同じアベイラビリティーゾーン内に 2 つのノードが配置され、コントロールプレーンのバランスが崩れる可能性がありました。このリリースでは、マシンセットのカスタムリソースと EC2 インスタンスのサブネットアベイラビリティーゾーン (AZ) 情報が一致するようになり、問題が解決されました。(OCPBUGS-57220)
  • 以前は、カーネルからの stat 呼び出しが停止した場合 (たとえば、ネットワークファイルシステム (NFS) で実行されたディスク上の stat 呼び出しの場合など)、kubelet がメトリクスの報告を停止していました。このリリースでは、ディスクが停止している場合でも kubelet はメトリクスを報告します。(OCPBUGS-57219)
  • 以前は、/metrics エンドポイントが、内部 Prometheus スクレイプリクエストの Authorization ヘッダーからベアラートークンを正しく解析していませんでした。その結果、TokenReview が失敗し、すべてのスクレイプリクエストが 401 レスポンスを返していました。このリリースでは、メトリクスエンドポイントのハンドラーが更新され、TokenReviewAuthorization ヘッダー内のベアラートークンを正しく解析できるようになりました。この更新により、OpenShift Container Platform Web コンソールの TargetDown アラートが解決されました。(OCPBUGS-57181)
  • 以前は、install-config.yaml 設定ファイルの machineNetwork パラメーターに独自 (BYO) のサブネットの CIDR を複数定義すると、ブートストラップステージでインストールが失敗していました。この状況は、コントロールプレーンノードがマシン設定サーバー (MCS) にアクセスできず、必要なセットアップ設定を取得できないために発生していました。根本的な原因は、AWS のセキュリティグループのルールが過度に厳格で、MCS へのアクセスを、指定された最初のマシンネットワーク CIDR のみに制限していたことでした。このリリースでは、AWS のセキュリティーグループが修正され、install-config.yamlmachineNetwork パラメーターに複数の CIDR が指定されている場合でもインストールが成功するようになりました。(OCPBUGS-57139)
  • 以前は、管理クラスター内の IDMS または ICSP で registry.redhat.io または registry.redhat.io/redhat を参照するソースが定義されており、ミラーレジストリーに必要な OLM カタログイメージが含まれていない場合、不正なイメージプルが原因で HostedCluster オブジェクトのプロビジョニングが停止していました。その結果、HostedCluster オブジェクトがデプロイされず、ミラーリングされたレジストリーからの重要なカタログイメージのプルがブロックされていました。このリリースでは、認可エラーが原因で必要なイメージをプルできない場合、プロビジョニングが明示的に失敗し、ブロックされます。さらに、レジストリーのオーバーライドのロジックが改善され、OLM CatalogSource イメージの解決時に registry.redhat.io などのレジストリーのルートでのマッチングが可能になりました。また、レジストリーのオーバーライドによって正常なイメージが得られなかった場合に、元のイメージ参照を使用するためのフォールバックメカニズムも導入されています。そのため、ミラーレジストリーに必要な OLM カタログイメージが不足している場合でも、システムが必要に応じて元のソースからプルするために正しくフォールバックするため、HostedCluster オブジェクトがデプロイされます。(OCPBUGS-56955)
  • 以前は、Kubernetes API Server の自己署名ループバック証明書が 1 年で期限切れになりました。このリリースにより、証明書の有効期限が 3 年に延長されました。(OCPBUGS-56835)
  • 以前は、Machine Config Operator (MCO) が、クラスターに追加されたすべての新しいノードに Upgradeable=False 条件を誤って設定していました。この条件には、理由として PoolUpdating が指定されていました。このリリースでは、MCO がクラスターに追加されるすべての新しいノードに Upgradeable=True 条件を正しく設定するようになったため、問題が発生しなくなりました。(OCPBUGS-56517)
  • 以前は、管理クラスターの IDMS または ICSP リソースが、ユーザーがイメージ置き換え用のミラーまたはソースとしてルートレジストリー名のみを指定する可能性があることを考慮せずに処理されていました。その結果、ルートレジストリー名のみを使用する IDMS または ICSP エントリーが期待どおりに動作しませんでした。このリリースでは、ミラーの置き換えロジックが、ルートレジストリー名のみが指定されているケースを正しく処理するようになりました。その結果、問題が発生しなくなり、ルートレジストリーミラーの置き換えがサポートされるようになりました。(OCPBUGS-56166)
  • 以前は、イメージのクリーンアップの際、イメージの削除中にエラーが発生した場合、oc-mirror プラグイン v2 は削除プロセスを停止していました。このリリースにより、oc-mirror プラグイン v2 は、エラーが発生した場合でも、残りのイメージの削除を試行し続けます。プロセスが完了すると、失敗した削除のリストが表示されます。(OCPBUGS-56125)
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