10.3. ネットワーク管理タイプ

クラスター管理ネットワークは、OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする際のデフォルトオプションです。主要なネットワークコンポーネントを自動的にプロビジョニングおよび管理することで、ユーザーの介入を最小限に抑えます。

クラスター管理ネットワークの主な特徴は次のとおりです。

クラスター管理ネットワークは、Web コンソールまたは API の両方で設定できます。ネットワーク管理タイプが定義されていない場合、Assisted Installer は高可用性クラスターにクラスター管理ネットワークを自動的に適用します。

ユーザー管理ネットワークを使用すると、カスタムまたは非標準のネットワークトポロジーを使用する OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。制御性と柔軟性が得られるため、OpenShift Container Platform を既存の複雑なネットワークインフラストラクチャーと統合できます。

ユーザー管理ネットワークの主な特徴は次のとおりです。

ユーザー管理ネットワークは、Assisted Installer Web コンソールと API の両方で設定できます。

ユーザー管理ロードバランサーを使用するクラスター管理ネットワークは、ハイブリッド型のネットワーク管理タイプです。自動化されたクラスターネットワークと、外部からの負荷分散の制御を必要とする環境向けに設計されています。

この方式は、クラスター管理ネットワークとユーザー管理ネットワークの両方の要素を組み合わせたものです。このネットワーク管理タイプの主な特徴は次のとおりです。

Assisted Installer は、ベアメタルまたは vSphere プラットフォーム上のユーザー管理ロードバランサーを使用したクラスター管理ネットワークをサポートします。現在、このネットワーク管理タイプは、API のみで設定できます。