第2章 virt-v2v のインストール
virt-v2v
は Red Hat Enterprise Linux 64 ビットのホストから実行するため、ホスト上に virt-v2v
をインストールしておく必要があります。
手順2.1 virt-v2v のインストール
Red Hat カスタマーポータルの virt-v2v チャンネルにサブスクライブします。
virt-v2v
は、Red Hat カスタマーポータルの Red Hat Enterprise Linux Server (v.6 for 64-bit x86_64) または Red Hat Enterprise Linux Workstation (v.6 for x86_64) のチャンネルで入手することができます。virt-v2v
をインストールする前には、システムが適切なチャンネルにサブスクライブされていることを確認してください。注記
Red Hat Network クラシック (RHN) は非推奨となりました。今後、登録のタスクには Red Hat Subscription Manager を使用する必要があります。詳細情報は、https://access.redhat.com/rhn-to-rhsm を参照してください。必須コンポーネントをインストールします。
- Windows 仮想マシンを変換する場合には、libguestfs-winsupport と virtio-win のパッケージをインストールしておく必要があります。これらのパッケージは、NTFS および Windows の準仮想化ブロックドライバーとネットワークドライバーに対するサポートを提供します。
- libguestfs-winsupport パッケージをインストールせずに NTFS を使用する仮想マシンの変換を試みると、変換は失敗してしまいます。
- virtio-win をインストールせずに Windows を実行する仮想マシンの変換を試みると、変換は失敗し、ファイルが見つからないというエラーメッセージが表示されます。
Red Hat Enterprise Linux Server 6 用の libguestfs-winsupport は、Red Hat Enterprise Linux Server V2V Tools for Windows (v. 6) チャンネルで提供されています。また virtio-win パッケージは Red Hat Enterprise Linux Server Supplementary (v. 6) チャンネルで入手することができます。これらのパッケージをインストールするには、両チャンネルをサブスクライブするのに必要なパーミッションが設定されていることを確認した上で、以下のコマンドを root として実行します。# subscription-manager repos --enable rhel-6-server-v2vwin-1-rpms --enable rhel-6-server-supplementary-rpms
virt-v2v パッケージをインストールします。
以下のコマンドを root として実行します。yum install virt-v2v
virt-v2v がインストールされ、お使いのシステムで使用できる準備が整いました。