第2章 Docker コンテナー環境の操作
2.1. Docker コンテナー環境上の APIcast に関するトラブルシューティング
本セクションでは、Docker コンテナー環境上で APIcast を使用する際に直面する、もっとも典型的な問題について説明します。
2.1.1. Cannot connect to the Docker daemon エラー
docker: Cannot connect to the Docker daemon. Is the docker daemon running on this host? というエラーメッセージが表示された場合には、Docker サービスが起動していない可能性があります。sudo systemctl status docker.service
コマンドを実行して、Docker デーモンのステータスを確認することができます。
RHEL で Docker コンテナー環境の操作を行う場合、デフォルトでは root 権限が必要なので、このコマンドは必ず root
ユーザーとして実行してください。詳細については、このドキュメント を参照してください。
2.1.2. 基本的な Docker コマンドラインインターフェースコマンド
デタッチモードでコンテナーを起動し (-d
オプション)、実行中の APIcast インスタンスのログを確認する場合には、log
コマンド (sudo docker logs <container>
) を使用することができます。ここで、<container>
はコンテナー名 (上記の例では「apicast」) またはコンテナー ID です。sudo docker ps
コマンドを使用して、実行中のコンテナーならびにその ID および名前を一覧表示することができます。
コンテナーを停止するには、sudo docker stop <container>
コマンドを実行します。sudo docker rm <container>
コマンドを実行して、コンテナーを削除することもできます。
使用できるコマンドの詳細は、Docker コマンドのリファレンス を参照してください。