9.2. APIcast と Prometheus のインテグレーション
APIcast と Prometheus のインテグレーションは、以下のデプロイメントオプションで利用することができます。
- Self-managed APIcast (ホスト型 API Management およびオンプレミス型 API Management 両方との組み合わせに対応)
- Embedded APIcast (オンプレミス型 API Management)
APIcast と Prometheus のインテグレーションは、ホスト型 API Management と Hosted APIcast の組み合わせでは利用することができません。
デフォルトでは、Prometheus は 表9.2「3scale APIcast 用 Prometheus のデフォルトメトリクス」に記載された APIcast メトリクスを監視することができます。
9.2.1. 追加オプション
オプションとして、OpenShift クラスターのクラスター管理者アクセス権限があれば、total_response_time_seconds
、upstream_response_time_seconds
、および upstream_status
メトリクスを拡張して service_id
および service_system_name
ラベルを含めることができます。これらのメトリクスを拡張するには、以下のコマンドを使用して APICAST_EXTENDED_METRICS
OpenShift 環境変数を true に設定します。
oc set env dc/apicast APICAST_EXTENDED_METRICS=true
APIcast Batcher ポリシー (「3scale Batcher」に詳細を記載) を使用している場合、Prometheus は 表9.3「3scale APIcast Batch ポリシー用 Prometheus メトリクス」に記載されたメトリクスも監視することができます。
メトリクスに値がない場合、Prometheus はメトリクスを非表示にします。たとえば、nginx_error_log
に報告するエラーがない場合、Prometheus は nginx_error_log
メトリクスを表示しません。Nginx_error_log
メトリクスは、値がある場合にのみ表示されます。
関連情報
Prometheus についての情報は、「PROMETHEUS: GETTING STARTED」を参照してください。