1.20.3. クラスターバックアップのスケジュール
backupschedule.cluster.open-cluster-management.io リソースを作成した後に、次のコマンドを実行して、スケジュールされたクラスターバックアップのステータス (oc get bsch -n <oadp-operator-ns>) を取得できます。<oadp-operator-ns> は、 BackupSchedule の作成先の namespace で、OADP Operator がインストールされている namespace と同じである必要があります。
backupSchedule.cluster.open-cluster-management.io リソースは、次の 3 つの schedule.velero.io リソースを作成します。
acm-managed-clusters-schedule: このリソースは、マネージドクラスター、クラスタープール、クラスターセットなど、マネージドクラスターリソースのバックアップのスケジュールに使用されます。注記:
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バックアップが別のハブクラスターに復元されると、
hiveAPI を使用して作成されたマネージドクラスターのみが自動的にインポートされます。他のすべてのマネージドクラスターはPending Importとして表示され、新しいハブクラスターに手動でインポートし直す必要があります。 - 新しいハブクラスターにバックアップを復元する場合には、バックアップを作成した、前のバブクラスターがシャットダウンされていることを確認します。実行中の場合には、前のハブクラスターは、マネージドクラスターの調整機能により、マネージドクラスターが使用できなくなったことが検出されるとすぐに、マネージドクラスターの再インポートが試行されます。
このバックアップでは、次のリソースが取得されています。これらは、新しいハブクラスターで全マネージドクラスター情報を復元するのに必要です。
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hiveおよびopenshift-operator-lifecycle-managernamespaces、およびハブクラスターで作成されたすべてのManagedClusters resourcesnamespaces からのシークレットと ConfigMap。 -
クラスターレベルの
ManagedClusterリソース。 -
ServiceAccount、ManagedClusterInfo、ManagedClusterSet、ManagedClusterSetBindings、KlusterletAddonConfig、ManagedClusterView、ClusterPool、ClusterProvision、ClusterDeployment、ClusterSyncLease、ClusterSync、ClusterCuratorなど、マネージドクラスターの詳細の復元に使用されるその他の namespace 内のリソース。
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バックアップが別のハブクラスターに復元されると、
acm-credentials-schedule: このリソースは、ユーザーが作成した認証情報とそのコピーのバックアップをスケジュールするのに使用されます。これらの資格情報は、cluster.open-cluster-management.io/typeラベルセレクターで識別されます。ラベルセレクターを定義するすべてのシークレットがバックアップに含まれます。注: ユーザー定義のプライベートチャネルがある場合に、
cluster.open-cluster-management.io/typeラベルセレクターをこのシークレットに設定すると、資格情報のバックアップにチャネルシークレットを含めることができます。cluster.open-cluster-management.io/typeラベルセレクターがないと、チャネルのシークレットはacm-credentials-scheduleバックアップで識別されず、復元されたクラスターで手動で再作成する必要があります。acm-resources-schedule: このリソースは、以下のような必須リソースなど、ApplicationsとPolicyリソースのバックアップのスケジュールに使用されます。Applications:Channels、Subscriptions、DeployablesおよびPlacementRulesPolicy:PlacementBindings、Placement、およびPlacementDecisionslocal-clusterまたはopen-cluster-managementnamespace から収集されたリソースはありません。