1.21. VolSync を使用した永続ボリュームの複製


VolSync は、レプリケーションの互換性がないストレージタイプがしていされたクラスター全体、または 1 つのクラスター内の永続ボリュームの非同期レプリケーションを有効にする Kubernetes Operator です。これは Container Storage Interface (CSI) を使用して互換性の制限を解消します。VolSync オペレーターを環境にデプロイした後、それを活用して永続データのコピーを作成および保守できます。

注記: VolSync は FIPS 標準の要件に対応していません。

VolSync 使用時に、複製に使用できる方法は 3 つあります。これは、所有する同期の場所の数により異なります。この例では、Rsync メソッドが使用されます。他の方法や Rsync の詳細情報は、VolSync ドキュメントの 使用方法 を参照してください。

rsync レプリケーションは永続ボリュームの 1 対 1 レプリケーションであり、最も一般的に使用される可能性が高くなります。これは、リモートサイトにデータを複製するために使用されます。

1.21.1. 前提条件

クラスターに VolSync をインストールする前に、以下の要件が必要です。

  • Red Hat Advanced Cluster Management バージョン 2.4 以降のハブクラスターで実行中で、設定済みの OpenShift Container Platform 環境。
  • 同じ Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターが管理する 2 つ以上のクラスター。
  • VolSync で設定しているクラスター間のネットワーク接続。クラスターが同じネットワーク上にない場合は、Submariner ネットワークサービス を設定し、ServiceTypeClusterIP 値を使用してクラスターをネットワーク化するか、ServiceTypeLoadBalancer 値でロードバランサーを使用できます。
  • ソース永続ボリュームに使用するストレージドライバーは、CSI 互換であり、スナップショットをサポートできる必要があります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.