1.21.4. 複製されたイメージを使用可能な永続的なボリュームクレームに変換する
複製されたイメージを使用してデータを回復したり、永続ボリュームクレームの新しいインスタンスを作成したりする必要がある場合があります。イメージのコピーは、使用する前に永続的なボリュームクレームに変換する必要があります。複製されたイメージを永続的なボリュームクレームに変換するには、次の手順を実行します。
レプリケーションが完了したら、以下のコマンドを入力して
ReplicationDestination
オブジェクトから最新のスナップショットを特定します。$ kubectl get replicationdestination <destination> -n <destination-ns> --template={{.status.latestImage.name}}
永続的なボリュームクレームを作成するときの最新のスナップショットの値に注意してください。
destination
は、レプリケーション先の名前に置き換えます。destination-ns
は、宛先の namespace に置き換えます。以下の例のような
pvc.yaml
ファイルを作成します。apiVersion: v1 kind: PersistentVolumeClaim metadata: name: <pvc-name> namespace: <destination-ns> spec: accessModes: - ReadWriteOnce dataSource: kind: VolumeSnapshot apiGroup: snapshot.storage.k8s.io name: <snapshot_to_replace> resources: requests: storage: 2Gi
pvc-name
は、新規の永続ボリューム要求 (PVC) の名前に置き換えます。destination-ns
を、永続ボリューム要求 (PVC) が置かれている namespace に置き換えます。snapshot_to_replace
を、直前の手順で確認したVolumeSnapshot
名に置き換えます。resources.requests.storage
は異なる値で更新できますが、値が初期ソース永続ボリューム要求と同じサイズである場合には、ベストプラクティスとして推奨されます。次のコマンドを入力して、永続ボリュームクレームが環境で実行されていることを確認します。
$ kubectl get pvc -n <destination-ns>