第3章 ZooKeeper の設定
Kafka は ZooKeeper を使用して設定データを保存し、クラスターの連携を行います。レプリケートされた ZooKeeper インスタンスのクラスターを実行することが強く推奨されます。
3.1. 基本設定
最も重要な ZooKeeper 設定オプションは次のとおりです。
tickTime
- Zoo Keeper の基本時間単位 (ミリ秒)。ハートビートとセッションのタイムアウトに使用されます。たとえば、最小セッションタイムアウトは 2 ティックになります。
dataDir
-
ZooKeeper がトランザクションログとインメモリーデータベースのスナップショットを保存するディレクトリー。これは、インストール時に作成された
/var/lib/zookeeper/
ディレクトリーに設定する必要があります。 clientPort
-
クライアントが接続できるポート番号。デフォルトは
2181
です。
config/zookeeper.properties
という名前の ZooKeeper 設定ファイルのサンプルは、AMQ Streams のインストールディレクトリーに置かれます。ZooKeeper でレイテンシーを最小限に抑えるために、別のディスクデバイスに dataDir
ディレクトリーを配置することが推奨されます。
ZooKeeper 設定ファイルは /opt/kafka/config/zookeeper.properties
に置く必要があります。設定ファイルの基本的な例は以下で確認できます。設定ファイルは kafka
ユーザーが読み取りできる必要があります。
tickTime=2000 dataDir=/var/lib/zookeeper/ clientPort=2181