16.4.2. Kafka ブローカーのアップグレード
この手順では、ホストマシン上の Kafka ブローカーをアップグレードする方法について説明します。
前提条件
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Red Hat Enterprise Linux に
kafka
ユーザーとしてログインしている。
手順
AMQ Streams クラスターの各 Kafka ブローカーに対して、以下を 1 つずつ行います。
カスタマーポータル から AMQ Streams アーカイブをダウンロードします。
注記プロンプトが表示されたら、Red Hat アカウントにログインします。
コマンドラインで一時ディレクトリーを作成し、
amq-streams-x.y.z-bin.zip
ファイルの内容を展開します。mkdir /tmp/kafka unzip amq-streams-x.y.z-bin.zip -d /tmp/kafka
既存のインストールから
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーを削除します。rm -rf /opt/kafka/libs /opt/kafka/bin /opt/kafka/docs
一時ディレクトリーから、
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーをコピーします。cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/libs /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/bin /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/docs /opt/kafka/
一時ディレクトリーを削除します。
rm -r /tmp/kafka
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テキストエディターで、一般的に
/opt/kafka/config/
ディレクトリーに保存されているブローカープロパティーファイルを開きます。 ファイルで次のプロパティーを追加または更新して、Kafka 2.5.0 のデフォルトのインターブローカープロトコルとメッセージ形式のバージョンを一時的にオーバーライドします。
inter.broker.protocol.version=2.4 log.message.format.version=2.4
これにより、以前のブローカー間プロトコル (
2.4
) とメッセージ形式のバージョンを使用してデータを処理するように Kafka ブローカーが設定されます。コマンドラインで、変更した Kafka ブローカーを停止します。
/opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh jcmd | grep kafka
変更した Kafka ブローカーを再起動します。
/opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
注記Kafka ブローカーは、最新の Kafka バージョンのバイナリーの使用を開始します。
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再起動した Kafka ブローカーが、フォローしているパーティションレプリカに追いついたことを確認します。
kafka-topics.sh
ツールを使用して、ブローカーに含まれるすべてのレプリカが同期していることを確認します。手順は、トピックの一覧表示および説明 を参照してください。