5.5. トピックの設定
自動作成されたトピックは、ブローカーのプロパティーファイルで指定できるデフォルトのトピック設定を使用します。ただし、トピックを手動で作成する場合は、作成時に設定を指定できます。トピックの作成後に、トピックの設定を変更することもできます。手動で作成したトピックの主なトピック設定オプションは次のとおりです。
cleanup.policy
-
delete
またはcompact
に保持ポリシーを設定します。delete
ポリシーは古いレコードを削除します。compact
ポリシーはログの圧縮を有効にします。デフォルト値はdelete
です。ログコンパクションの詳細は、Kafka の Web サイト を参照してください。 compression.type
-
保存されたメッセージに使用される圧縮を指定します。有効な値は、
gzip
、snappy
、lz4
、uncompressed
(圧縮なし)、およびproducer
(プロデューサーによって使用される圧縮コーデックを保持) です。デフォルト値はproducer
です。 max.message.bytes
-
Kafka ブローカーによって許可されるメッセージのバッチの最大サイズ (バイト単位)。デフォルト値は
1000012
です。 min.insync.replicas
-
書き込みが成功したとみなされるために同期する必要があるレプリカの最小数。デフォルト値は
1
です。 retention.ms
-
ログセグメントが保持される最大ミリ秒数。この値より古いログセグメントは削除されます。デフォルト値は
604800000
(7 日) です。 retention.bytes
-
パーティションが保持する最大バイト数。パーティションサイズがこの制限を超えると、一番古いログセグメントが削除されます。
-1
の値は無制限を意味します。デフォルト値は-1
です。 segment.bytes
-
単一のコミットログセグメントファイルの最大ファイルサイズ (バイト単位)。セグメントがそのサイズに達すると、新しいセグメントが起動します。デフォルト値は
1073741824
バイト (1 ギガバイト) です。
サポートされるすべてのトピック設定オプションの一覧は、付録B トピック設定パラメーターを参照してください。
自動作成されたトピックのデフォルトは、同様のオプションを使用して Kafka ブローカー設定に指定できます。
log.cleanup.policy
-
上記の
cleanup.policy
を参照してください。 compression.type
-
上記の
compression.type
を参照してください。 message.max.bytes
-
上記の
max.message.bytes
を参照してください。 min.insync.replicas
-
上記の
min.insync.replicas
を参照してください。 log.retention.ms
-
上記の
retention.ms
を参照してください。 log.retention.bytes
-
上記の
retention.bytes
を参照してください。 log.segment.bytes
-
上記の
segment.bytes
を参照してください。 default.replication.factor
-
自動的に作成されるトピックのデフォルトレプリケーション係数。デフォルト値は
1
です。 num.partitions
-
自動作成されるトピックのデフォルトパーティション数。デフォルト値は
1
です。
サポートされるすべての Kafka ブローカー設定オプションの一覧は、付録A ブローカー設定パラメーターを参照してください。