第7章 ファイアウォールの使用
MicroShift ではファイアウォールは必要ありませんが、ファイアウォールを使用すると、MicroShift API への望ましくないアクセスを防ぐことができます。
7.1. ファイアウォールを通過するネットワークトラフィックについて
Firewalld は、バックグラウンドで実行され、接続要求に応答して、動的にカスタマイズ可能なホストベースのファイアウォールを作成するネットワークサービスです。Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) を MicroShift とともに使用している場合は、通常、firewalld がすでにインストールされているため、firewalld を設定するだけで済みます。詳細は、次の手順で説明します。全体として、firewalld
サービスの実行中に次の OVN-Kubernetes トラフィックを明示的に許可する必要があります。
- CNI Pod から CNI Pod へ
- CNI Pod からホストネットワーク Pod/ホストネットワーク Pod からホストネットワーク Pod
- CNI Pod
- CNI ネットワークを使用する Kubernetes Pod
- ホストネットワーク Pod
-
ホストネットワークを使用する Kubernetes Pod 次の手順を使用して、
firewalld
サービスを設定できます。ほとんどの場合、firewalld は RHEL for Edge インストールに含まれています。firewalld がインストールされなていない場合は、このセクションにある簡単な手順でインストールできます。
重要
MicroShift Pod は、内部 CoreDNS コンポーネントおよび API サーバーにアクセスできる必要があります。