6.4. スループットの問題のトラブルシューティング方法
MicroShift を使用してデプロイされたアプリケーションは、特定のサービス間で非常に長いレイテンシーが発生するなど、ネットワークのスループットの問題が発生する可能性があります。
Pod のログが問題の原因を指摘しない場合は、以下の方法を使用してパフォーマンスの問題を分析します。
ping
またはtcpdump
などのパケットアナライザーを使用して Pod とそのノード間のトラフィックを分析します。たとえば、問題を生じさせる動作を再現している間に各ノードで
tcpdump
ツールを実行 します。両サイトでキャプチャーしたデータを確認し、送信および受信タイムスタンプを比較して Pod への/からのトラフィックの待ち時間を分析します。ノードインターフェイスが他の Pod、ストレージデバイス、またはデータプレーンからのトラフィックでオーバーロードする場合に、MicroShift でレイテンシーが発生する可能性があります。$ tcpdump -s 0 -i any -w /tmp/dump.pcap host <podip 1> && host <podip 2> 1
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podip
は Pod の IP アドレスです。oc get pod <pod_name> -o wide
コマンドを実行して Pod の IP アドレスを取得します。
tcpdump
は、これらの 2 つの Pod 間のすべてのトラフィックが含まれる/tmp/dump.pcap
のファイルを生成します。ファイルサイズを最小限に抑えるために問題を再現するすぐ前と問題を再現したすぐ後ににアナライザーを実行することが良いでしょう。次のコマンドを使用して、ノード間でパケットアナライザーを実行 することもできます。$ tcpdump -s 0 -i any -w /tmp/dump.pcap port 4789
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ストリーミングのスループットおよび UDP スループットを測定するために
iperf
などの帯域幅測定ツールを使用します。最初に Pod からツールを実行し、次にノードから実行して、ボトルネックを特定します。