3.2. RPM を使用したマイナーバージョン更新の適用


Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 rpm-ostree システムで MicroShift のマイナーバージョンを更新するには、RPM をダウンロードして更新する必要があります。たとえば、4.16 から 4.17 に更新するには、次の手順を使用します。

前提条件

  • MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
  • ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
  • 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
  • ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
  • システムのバックアップが完了している。
注記

このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、MicroShift のリポジトリーを有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhocp-4.17-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \
        --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms
  2. 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。

    $ sudo dnf update microshift
  3. 次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。

    $ sudo systemctl reboot
注記

この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。

検証

  1. 次のコマンドを実行し、正常にブートしてヘルスチェックが終了したかどうかを確認します。

    $ sudo systemctl status greenboot-healthcheck
  2. 次のコマンドを実行して、ヘルスチェックのログを確認します。

    $ sudo journalctl -u greenboot-healthcheck
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