6.2. 監査ログポリシープロファイルについて


監査ログプロファイルは、OpenShift API サーバーおよび Kubernetes API サーバーに送信されるリクエストをログに記録する方法を定義します。

MicroShift は、次の定義済み監査ポリシープロファイルをサポートしています。

Profile説明

Default

読み取りおよび書き込み要求のメタデータのみをログに記録します。OAuth アクセストークン要求を除く要求の本文はログに記録されません。これはデフォルトポリシーになります。

WriteRequestBodies

すべてのリクエストのメタデータのログに加えて、API サーバーへのすべての書き込みリクエスト (createupdatepatchdeletedeletecollection) のリクエスト本文をログに記録します。このプロファイルには、Default プロファイルよりも多くのリソースのオーバーヘッドがあります。[1]

AllRequestBodies

すべての要求のメタデータをロギングする以外にも、API サーバーへの読み取りおよび書き込み要求ごとに要求の本文をログに記録します (getlistcreateupdatepatch)。このプロファイルには最も多くのリソースのオーバーヘッドがあります。[1]

None

OAuth アクセストークン要求や OAuth 承認トークン要求などの要求はログに記録されません。

警告

問題のトラブルシューティング時に有用なデータが記録されないリスクを完全に理解していない限り、None プロファイルを使用して監査ロギングを無効にしないようにしてください。監査ロギングを無効にしてサポートが必要な状況が生じた場合は、適切にトラブルシューティングを行うために監査ロギングを有効にし、問題を再現することを推奨します。

  1. SecretRouteOAuthClient オブジェクトなどの機密リソースは、メタデータレベルでのみログ記録されます。

デフォルトでは、MicroShift は Default の監査ログプロファイルを使用します。リクエスト本文もログに記録する別の監査ポリシープロファイルを使用することもできますが、CPU、メモリー、I/O などのリソース使用量が増加することに注意してください。

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