第4章 バグ修正


このセクションでは、今回リリースされた Red Hat Ceph Storage で修正されたユーザーに大きな影響を及ぼすバグを説明します。また、セクションでは、以前のバージョンで見つかり修正された既知の問題を説明します。

4.1. Cephadm ユーティリティー

original_weight フィールドが OSD 削除キューの属性として追加される

以前は、cephadm osd 削除キューには original_weight のパラメーターがありませんでした。その結果、OSD の削除中に cephadm モジュールがクラッシュしていました。この修正により、original_weight フィールドが osd 削除キューの属性として追加され、OSD の削除中に cephadm がクラッシュしなくなりました。

Bugzilla:2305678

Cephadm は、大規模なデプロイメント中にホストをランダムにオフラインとしてマークしなくなる

以前は、大規模なデプロイメントで Cephadm の短いコマンドのタイムアウトがあると、ホストチェック中にホストがランダムにオフラインとマークされていました。

この修正により、短いタイムアウトが削除されます。Cephadm は、mgr/cephadm/default_cephadm_command_timeout 設定で指定されたタイムアウトに依存するようになりました。

ssh_keepalive_interval 間隔および ssh_keepalive_count_max 設定も、mgr/cephadm/ssh_keepalive_interval および mgr/cephadm/ssh_keepalive_count_max 設定を介して設定できるようになりました。

これらの設定により、ユーザーはホストが Cephadm マネージドクラスターでオフラインとしてマークされる方法をより適切に制御でき、Cephadm は大規模なデプロイ中にホストをランダムにオフラインとしてマークしなくなりました。

Bugzilla:2308688

カスタム Webhook は、custom-receiver レシーバーの下に指定されるようになる

以前は、カスタム Alertmanager Webhook は Alertmanager 設定ファイルの default レシーバー内に指定されていました。その結果、アラートが他のレシーバーと一致しない限り、カスタムアラートは指定された Webhook に送信されませんでした。

この修正により、カスタム Webhook が custom-receiver レシーバーで指定されるようになりました。アラートが別のレシーバーに一致する場合でも、アラートはカスタム Webhook に送信されるようになりました。

Bugzilla:2313614

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