2.4.6. 変数の挿入


CDK では、アドオンコマンド内で変数を使用できます。変数の形式は #{<variable-name>} です。以下の例は、OpenShift ルーティング接尾辞が openshift コマンドに挿入され、OpenShift レジストリーのセキュリティー保護の一環として新規証明書を作成する方法を示しています。使用された変数 #{routing-suffix} は組み込みアドオン変数の一部です。

例: routing-suffix 変数の使用

$ openshift admin ca create-server-cert \
  --signer-cert=/var/lib/origin/openshift.local.config/master/ca.crt \
  --signer-key=/var/lib/origin/openshift.local.config/master/ca.key \
  --signer-serial=/var/lib/origin/openshift.local.config/master/ca.serial.txt \
  --hostnames='docker-registry-default.#{routing-suffix},docker-registry.default.svc.cluster.local,172.30.1.1' \
  --cert=/etc/secrets/registry.crt \
  --key=/etc/secrets/registry.key

2.4.6.1. 組み込み変数

常に挿入に使用できる組み込み変数が複数存在しています。以下の表は、これらの変数を示しています。

表2.1 サポートされる組み込みアドオン変数
変数説明

ip

CDK 仮想マシンの IP。

routing-suffix

アプリケーションの OpenShift ルーティング接尾辞。

addon-name

現在のアドオンの名前。

user

SSH を介してコマンドを実行するために CDK が使用するユーザー。

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