第3章 ロック数の調整
Directory Server のロックメカニズムは、Directory Server プロセスのコピーを同時に実行できる数を制御します。たとえば、インポートジョブ中に、Directory Server は
/run/lock/dirsrv/slapd-instance_name/imports/
ディレクトリーにロックを設定して、ns-slapd (Directory Server) プロセス、別のインポート、またはエクスポート操作が実行されないようにします。
サーバーが使用可能なロックを使い果たした場合は、次のエラーが
/var/log/dirsrv/slapd-instance_name/errors
ファイルに記録されます。
libdb: Lock table is out of available locks
ロックテーブルに使用可能なロックがないことをエラーメッセージが示している場合は、ロックの数を 2 倍にします。問題が解決しない場合は、値を再度 2 倍にします。
3.1. ロック数の手動監視
コマンドラインを使用してロックの数を監視するには、次のコマンドを実行します。
# ldapsearch -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x -s sub -b "cn=database,cn=monitor,cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config" nsslapd-db-current-locks nsslapd-db-max-locks
監視属性の詳細は、Directory Server Configuration, Command, and File Referenceの説明を参照してください。