1.4. ロックファイル
各 Directory Server インスタンスには、ロック関連のファイルを保存する /var/lock/dirsrv/slapd-<instance_name>/ ディレクトリーが含まれます。
以下は、locks ディレクトリーの内容の例です。
Lock ディレクトリーの内容
exports/ imports/ server/
exports/ imports/ server/
ロックメカニズムは、1 度に実行できる Directory Server プロセスのコピーの数を制御します。
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サーバーがインポートを実行すると、
imports/ディレクトリーにロックが設定され、他のns-slapd(通常)、ldif2db(他のインポート)、またはdb2ldif(エクスポート) の操作が実行されないようにします。 -
サーバーが通常どおり実行されている場合は、
server/ディレクトリーにロックが設定され、インポート操作のみ実行されないようにします。 -
サーバーがエクスポートを実行すると、
exports/ディレクトリーにロックが設定されます。この場合、通常のサーバー操作は可能ですが、インポートはできなくなります。
利用可能なロックの数は、Directory Server の全体的なパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。ロックの数は、nsslapd-db-locks 属性に設定されます。詳細は、nsslapd-db-locks 属性の説明 を参照してください。