6.2. 特定のプラグインのオプション属性
6.2.1. nsslapd-dynamic-plugins リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インスタンスを再起動しなくても、一部の Directory Server プラグインを動的に有効にできます。Directory Server で nsslapd-dynamic-plugins
属性を有効にして、動的プラグインを許可します。デフォルトでは、動的プラグインは無効になっています。
Red Hat Directory Server は動的プラグインをサポートしません。これは、テストおよびデバッグの目的でのみ使用してください。
一部のプラグインは動的として設定することはできません。このようなプラグインを有効にするには、インスタンスを再起動します。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=config |
有効な値 | on | off |
デフォルト値 | off |
構文 | DirectoryString |
例 | nsslapd-dynamic-plugins: on |
6.2.2. nsslapd-pluginConfigArea リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一部のプラグインエントリーはコンテナーエントリーで、プラグインのインスタンスが複数、cn=plugins,cn=config
のこのコンテナーの下に作成されます。ただし、cn=plugins,cn=config
は複製されないので、これらのコンテナーエントリーの下にあるプラグイン設定は、すべての Directory Server インスタンスで手動で設定する必要があります。
nsslapd-pluginConfigArea
属性は、プラグインインスタンスエントリーが含まれるメインのデータベース領域にある別のコンテナーエントリーを参照します。このコンテナーエントリーは、複製されたデータベースで使用することができます。これにより、プラグイン設定を複製できます。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=plug-in name,cn=plugins,cn=config |
有効な値 | 任意の有効な DN |
デフォルト値 | |
構文 | DN |
例 | nsslapd-pluginConfigArea: cn=managed entries container,ou=containers,dc=example,dc=com |
6.2.3. nsslapd-plugin-depends-on-named リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
プラグインが正しい順序でサーバーによって呼び出されるようにするために使用される多値属性。プラグインの cn
値に対応する値を取ります。cn
値が、以下の値のいずれかに一致するプラグインは、このプラグインの前にサーバーにより起動されます。プラグインが存在しない場合は、サーバーが起動できません。以下の postoperation Referential Integrity プラグインの例は、Views プラグインが Roles の前に起動することを示しています。ビューが見つからない場合は、サーバーは起動しません。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=referential integrity postoperation,cn=plugins,cn=config |
有効な値 | サービスのクラス |
デフォルト値 | |
構文 | DirectoryString |
例 | * nsslapd-plugin-depends-on-named: Views * nsslapd-pluginId: roles |
6.2.4. nsslapd-plugin-depends-on-type リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
プラグインが正しい順序でサーバーによって呼び出されるようにするために使用される多値属性。nsslapd-pluginType
属性に含まれるプラグインのタイプ番号に対応する値を取ります。詳細は、nsslapd-pluginType を参照してください。以下の有効な範囲内で、この値のいずれかに一致する type 値を持つプラグインはすべて、このプラグインの前にサーバーによって起動します。以下の postoperation Referential Integrity プラグインの例は、postoperation Referential Integrity プラグインの前にデータベースプラグインを起動することを示します。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=referential integrity postoperation,cn=plugins,cn=config |
有効な値 | database |
デフォルト値 | |
構文 | DirectoryString |
例 | nsslapd-plugin-depends-on-type: database |
6.2.5. nsslapd-pluginLoadGlobal リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この属性は、依存ライブラリーのシンボルがローカルで表示される (false
) か、実行可能ファイルおよびすべての共有オブジェクトに (true
) 表示されるかどうかを指定します。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=plug-in name,cn=plugins,cn=config |
有効な値 | true | false |
デフォルト値 | false |
構文 | DirectoryString |
例 | nsslapd-pluginLoadGlobal: false |
6.2.6. nsslapd-pluginLoadNow リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この属性は、プラグインが使用するすべてのシンボル、これらのシンボルによるすべてのシンボル参照を即時に読み込む (true
) か、初回時に使用されるシンボルを読み込む (false
) かを指定します。
プラグインパラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=plug-in name,cn=plugins,cn=config |
有効な値 | true | false |
デフォルト値 | false |
構文 | DirectoryString |
例 | nsslapd-pluginLoadNow: false |