第18章 subscription-manager コマンドラインツールを使用したシステムの目的の設定


システムの目的は、Red Hat Enterprise Linux インストールの機能の 1 つです。この機能は、Red Hat Hybrid Cloud Console で提供されるサブスクリプションエクスペリエンスとサービスのメリットを RHEL のお客様に提供するためのものです。Red Hat Hybrid Cloud Console は、ダッシュボードベースの Software-as-a-Service (SaaS) アプリケーションであり、これを使用すると、Red Hat アカウントのサブスクリプション使用状況を表示できます。

システム目的属性は、アクティベーションキーまたはサブスクリプションマネージャーツールを使用して設定できます。

前提条件

  • Red Hat Enterprise Linux 10 システムをインストールして登録したが、システムの目的が設定されてない。
  • root ユーザーとしてログインしている。

手順

  1. 端末で、次のコマンドを実行して、システムの目的のロールを設定します。

    # subscription-manager syspurpose role --set VALUE
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    VALUE を、割り当てるロールに置き換えます。

    • Red Hat Enterprise Linux Server
    • Red Hat Enterprise Linux Workstation
    • Red Hat Enterprise Linux Compute Node

    以下に例を示します。

    # subscription-manager syspurpose role --set Red Hat Enterprise Linux Server
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    1. オプション: 値を設定する前に、組織のサブスクリプションがサポートする利用可能なロールを確認します。

      # subscription-manager syspurpose role --list
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    2. 必要に応じて、次のコマンドを実行してロールの設定を解除します。

      # subscription-manager syspurpose role --unset
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  2. 次のコマンドを実行して、希望するシステムのサービスレベルアグリーメント (SLA) を設定します。

    # subscription-manager syspurpose service-level --set VALUE
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    VALUE を、割り当てる SLA に置き換えます。

    • Premium
    • Standard
    • Self-Support

    以下に例を示します。

    # subscription-manager syspurpose service-level --set "Standard"
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    1. オプション: 値を設定する前に、組織のサブスクリプションがサポートする利用可能なサービスレベルを確認します。

      # subscription-manager syspurpose service-level --list
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    2. 必要に応じて、次のコマンドを実行して SLA の設定を解除します。

      # subscription-manager syspurpose service-level --unset
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  3. 次のコマンドを実行して、希望する使用方法をシステムに設定します。

    # subscription-manager syspurpose usage --set "VALUE"
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    VALUE を、割り当てる使用方法に置き換えます。

    • Production
    • Disaster Recovery
    • Development/Test

    以下に例を示します。

    # subscription-manager syspurpose usage --set "Production"
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    1. オプション: 値を設定する前に、組織のサブスクリプションがサポートする利用可能な使用条件を確認します。

      # subscription-manager syspurpose usage --list
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    2. 必要に応じて、次のコマンドを実行して、使用方法の設定を解除します。

      # subscription-manager syspurpose usage --unset
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  4. 次のコマンドを実行して、現在のシステム目的のプロパティーを表示します。

    # subscription-manager syspurpose --show
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    1. オプション: 詳細な構文情報は、以下のコマンドを実行して subscription-manager の man ページにアクセスし、SYSPURPOSE OPTIONS を参照します。

      # man subscription-manager
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検証

  • システムのサブスクリプションのステータスを確認するには、以下を実行します。

    # subscription-manager status
    +-------------------------------------------+
       System Status Details
    +-------------------------------------------+
    Overall Status: Registered
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