第2章 ログファイルを使用した問題のトラブルシューティング
ログファイルの情報は、システム機能のトラブルシューティングや監視に使用できます。ログファイルには、カーネルやシステム上で実行されているサービスやアプリケーションなど、システムに関するメッセージが含まれています。Red Hat Enterprise Linux のロギングシステムは、組み込みの syslog
プロトコルに基づいています。さまざまなプログラムが syslog
を使用してイベントを記録し、ログファイルに整理します。
2.1. syslog メッセージを処理するサービス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
syslog
メッセージを処理するサービスを以下に示します。
systemd-journald
デーモン次のソースからメッセージを収集し、さらなる処理のために
Rsyslog
に転送します。- カーネル
- ブートプロセスの初期段階
- 起動時および実行時のデーモンの標準出力とエラー
-
syslog
Rsyslog
サービス-
syslog
メッセージをタイプと優先度で分類し、/var/log
ディレクトリー内のファイルに書き込みます。/var/log
ディレクトリーは、ログメッセージを永続的に保存します。