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1.2.2. GFS と GFS2 のその他の差異

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This section summarizes the additional differences in GFS and GFS2 administration that are not described in 「GFS2 のコマンド名」.

コンテキスト依存のパス名

GFS2 file systems do not provide support for context-dependent path names, which allow you to create symbolic links that point to variable destination files or directories. For this functionality in GFS2, you can use the bind option of the mount command. For information on managing pathnames in GFS2, see 「Bind マウントとコンテキスト依存のパス名」.

gfs2.ko モジュール

GFS ファイルシステムを実装するカーネルモジュールは gfs.ko です。 GFS2 ファイルシステムを実装するカーネルモジュールは gfs2.ko です。

GFS2 での Quota 強制を有効にする

In GFS2 file systems, quota enforcement is disabled by default and must be explicitly enabled. To enable and disable quotas for GFS2 file systems, you use the quota=on|off|account option for the mount command. For information on enabling and disabling quota enforcement, see 「Quota 強制の有効化/無効化」.

データジャーナリング

GFS2 file systems support the use of the chattr command to set and clear the j flag on a file or directory. Setting the +j flag on a file enables data journaling on that file. Setting the +j flag on a directory means "inherit jdata", which indicates that all files and directories subsequently created in that directory are journaled. Using the chattr command is the preferred way to enable and disable data journaling on a file.

ジャーナルを動的に追加

In GFS2 file systems, journals are plain (though hidden) files instead of embedded metadata. This means that journals can be dynamically added as additional servers mount a filesystem. For information on adding journals to a GFS2 file system, see 「ファイルシステムへジャーナルの追加」.

atime_quantum パラメータの排除

GFS2 ファイルシステムは atime_quantum チューン可能パラメータを サポートしていません。このパラメータは atime 更新が発生する 頻度を指定するのに GFS ファイルシステムで使用可能でした。その交替として GFS2 では、 relatimenoatime のマウントオプションを サポートします。relatime マウントオプションを使用することで、GFS にあった atime_quantum パラメータのセッティングに似た動作を達成することが 推奨されます。

マウントコマンドの data= オプション

GFS2 ファイルシステムをマウントする場合、mount コマンドの data=ordered、又は data=writeback オプションを指定することができます。data=ordered がセットしてあると、トランザクションによって変更されたユーザーデータは、トランザクションがディスクにコミットされる前にディスクに流されます。これは、ファイル内の初期化していないブロックをクラッシュの後でユーザーが見れないようにするはずです。 data=writeback がセットしてあると、ユーザーデータはそれが改変された後でも、いつでもディスクに書き込まれます。これは ordered モードと同様の一貫性保証を提供しませんが、 一部の作業負荷では少々速くなるはずです。デフォルトは ordered モードです。

gfs2_tool コマンド

gfs2_tool コマンドは、GFS 用の gfs_tool コマンドがサポートするものとは異なるオプションセットを GFS2 用にサポートします。以下を含んでいます:
  • gfs2_tool コマンドは、ファイルシステムが収納するジャーナルの数量を含む、 現在設定済のジャーナルに関する情報を表示する journals パラメータをサポートします。
  • gfs2_tool コマンドは counters フラグを サポートしません。このフラグは gfs_tool コマンドで GFS の 統計を表示するために使用されます。
  • The gfs2_tool command does not support the inherit_jdata flag. To flag a directory as "inherit jdata", you can set the jdata flag on the directory or you can use the chattr command to set the +j flag on the directory. Using the chattr command is the preferred way to enable and disable data journaling on a file.

gfs2_edit コマンド

gfs2_edit コマンドは、gfs_edit コマンドが GFS 用にサポートするのとは異なる GFS2 用のオプションセットをサポートします。
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