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1.2.3. GFS2 のパフォーマンス向上

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GFS2 ファイルシステムの多くの機能が、GFS ファイルシステムからのユーザーインターフェイス内で その差を見せませんが、ファイルシステムパフォーマンスは向上します。
GFS2 ファイルシステムは以下の分野で向上したファイルシステムパフォーマンスを 提供します:
  • 単独ディレクトリ内での大量使用の為に向上したパフォーマンス
  • より高速な同期 I/O 演算
  • より速いキャッシュ化読み込み(オーバーヘッドのロックなし)
  • 事前割り当てファイルでのより高速なダイレクト I/O (I/O が 4M など十分に大きいことが 前提)
  • 全般的により高速な I/O 演算
  • df コマンドの実行は、より高速な statfs コールの影響でより速くなります。
  • GFS で比較した場合の atime により生成された書き込み I/O 操作の頻度を低減するために atime モードは 改良されています。
GFS2 ファイルシステムは 以下のような方法でより広くより主流となるサポートを提供します。
  • GFS2 はアップストリームカーネル (2.6.19 内に統合)の一部です。
  • GFS2 は 以下のような機能に対応しています:
    • SELinux の拡張属性
    • 標準 ioctl() コールを経由した lsattr() と chattr() の属性セッティング
    • ナノ秒タイムスタンプ
GFS2 ファイルシステムはファイルシステムの内部効率に対し、以下のような 改善を提供します。
  • GFS2 のカーネルメモリーの使用は少なくなります。
  • GFS2 メタデータ生成の番号を必要としません。
    GFS2 メタデータの割り当ては読み込みを必要としません。複数ジャーナル内の メタデータブロックのコピーは、ロックが開放される前にジャーナルからブロックを 呼び起こすことにより管理されます。
  • GFS2 は、リンクのない inode や quota 変更について認識のないより簡単な ログマネージャを含んでいます。
  • gfs2_growgfs2_jadd のコマンドは ロックを使用して複数インスタンスが同時に稼働するのを防止します。
  • ACL code on は creat() や mkdir() の ようなコールの為に簡素化されました。
  • inode と異なり、quota の変更と statfs の変更は ジャーナルを再マウントしないで復元されます。
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