3.4.5. Quota アカウントの有効化
使用限度の強制や警告値を使用しないで各ユーザーやグループ用にディスク使用の管理と quota アカウントの維持が可能です。これを行うには、
quota=account
オプションを指定してファイルシステムをマウントします。
使用法
mount -o quota=account BlockDevice MountPoint
-o quota=account
- quota limit が強制されていない場合でもファイルシステムでユーザーとグループの ディスク使用統計が維持されることを指定します。
BlockDevice
- GFS2 ファイルシステムが存在するブロックデバイスを指定します。
MountPoint
- GFS2 ファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。
例
この例では、
/dev/vg01/lvol0
上の GFS2 ファイルシステムが quota アカウントを有効にした状態で /mygfs2
ディレクトリに マウントされています。
mount -o quota=account /dev/vg01/lvol0 /mygfs2