3.7.2. gfs2_tool コマンドでデータジャーナリングを有効/無効にする
以下のコマンドは GFS2 ファイル
/mnt/gfs2/gfs2file
でデータジャーナリングを有効にします。
[root@roth-01 ~]# gfs2_tool setflag jdata /mnt/gfs2/gfs2file
lsattr
コマンドを使用すると、jdata
フラグが セットされたことを確認できます。
[root@roth-01 ~]# lsattr /mnt/gfs2
---------j--- /mnt/gfs2/gfs2file
ディレクトリに
jdata
フラグがセットしてあると、そのディレクトリ内で それ以後に作成される全てのファイルとディレクトリはジャーナル化されます。
以下のコマンドセットは
/mnt/gfs2
ディレクトリ内に gfs2_dir
と呼ばれる新規のサブディレクトリを作成して、 そのディレクトリに jdata
フラグをセットし、その後、 フラグが正しくセットされたことをチェックします。それからこのコマンドセットは そのディレクトリ内にファイル gfs2file
を作成して、 フラグがこのファイル用に正しくセットしてあることを確認します。
[root@roth-01 ~]#mkdir /mnt/gfs2/gfs2_dir
[root@roth-01 ~]#gfs2_tool setflag jdata /mnt/gfs2/gfs2_dir
[root@roth-01 ~]#lsattr /mnt/gfs2
---------j--- /mnt/gfs2/gfs2_dir [root@roth-01 ~]#touch /mnt/gfs2/gfs2_dir/newfile
[root@roth-01 ~]#lsattr /mnt/gfs2/gfs2_dir
---------j--- /mnt/gfs2/gfs2_dir/newfile
ファイルやディレクトリから
jdata
フラグを抹消するには、 以下の例のようにして、gfs2_tool clearflag jdata
コマンドを 使用します。
[root@roth-01 ~]#gfs2_tool clearflag jdata /mnt/gfs2/gfs2file
[root@roth-01 ~]#lsattr /mnt/gfs2
------------- /mnt/gfs2/gfs2file