3.4.4. Quota 強制の有効化/無効化
GFS2 ファイルシステムでは、デフォルトで quota 強制は無効になっています。 ファイルシステム用に quota 強制 を有効にするには、
quota=on
オプションを 指定してファイルシステムをマウントします。
使用法
mount -o quota=on BlockDevice MountPoint
quota 強制を無効にした状態でファイルシステムをマウントするには、
quota=off
オプションを指定してファイルシステムをマウントします。これはデフォルトの設定です。
mount -o quota=off BlockDevice MountPoint
-o quota={on|off}
- ファイルシステムがマウントされた時に Quota 強制が有効か無効かを指定します。
BlockDevice
- GFS2 ファイルシステムが存在するブロックデバイスを指定します。
MountPoint
- GFS2 ファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。
例
この例では、
/dev/vg01/lvol0
の GFS2 ファイルシステムは quota 強制を有効にして /mygfs2
ディレクトリにマウントされています。
mount -o quota=on /dev/vg01/lvol0 /mygfs2