25.7. 高可用性クラスターでの Corosync 値の設定
次の手順では、ha_cluster
システムロールを使用して、Corosync 値を設定する高可用性クラスターを作成します。
前提条件
Playbook を実行するノードに
ansible-core
がインストールされている。注記ansible-core
をクラスターメンバーノードにインストールする必要はありません。-
Playbook を実行するシステムに
rhel-system-roles
パッケージがインストールされている。 - クラスターメンバーとして使用するシステムには、RHEL および RHEL High Availability Add-On のアクティブなサブスクリプションがある。
ha_cluster
システムロールは、指定されたノードの既存のクラスター設定を置き換えます。ロールで指定されていない設定は失われます。
手順
- ha_cluster システムロールのインベントリーの指定 で説明されているように、クラスター内のノードを指定するインベントリーファイルを作成します。
Playbook ファイルを作成します (例:
new-cluster.yml
)。注記実稼働用の Playbook ファイルを作成するときは、Encrypting content with Ansible Vault で説明されているように、パスワードを vault で暗号化します。
次の Playbook ファイルの例では、Corosync プロパティーを設定する
firewalld
サービスとselinux
サービスを実行するクラスターを設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ファイルを保存します。
手順 1 で作成したインベントリーファイル inventory へのパスを指定して、Playbook を実行します。
ansible-playbook -i inventory new-cluster.yml
# ansible-playbook -i inventory new-cluster.yml
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