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第13章 journald RHEL システムロールを使用した systemd ジャーナルの設定

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journald システムロールを使用すると、systemd ジャーナルを自動化し、Red Hat Ansible Automation Platform を使用して永続的なログを設定できます。

13.1. journald RHEL システムロールの変数

journald システムロールは、journald ロギングサービスの動作をカスタマイズするための変数のセットを提供します。ロールには次の変数が含まれます。

ロール変数説明

journald_persistent

このブール型変数を使用して、ディスクにログファイルを保存する journald/var/log/journal/ ディレクトリーに設定します。この変数を true に設定すると、ログはディスクに保存されます。それ以外の場合は、揮発性メモリーに保存されます。デフォルト値は false です。

journald_max_disk_size

この変数を使用して、ジャーナルファイルがディスク上で占有できる最大サイズをメガバイト単位で指定します。journald.conf(5) の man ページで説明されているデフォルトのサイジング計算を参照してください。

journald_max_files

この変数を使用して、ジャーナルの journal_max_disk_size 設定を尊重しながら保持するジャーナルファイルの最大数を指定します。

journald_max_file_size

この変数を使用して、単一ジャーナルファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。

journald_per_user

このブール型変数を使用して、ログデータをユーザーごとに分けて保持するように journald を設定します。デフォルト値は true で、特権のないユーザーは、自身のユーザーサービスからシステムログを読み取ることができます。ユーザーごとのジャーナルファイルは、journald_persistent 変数が true に設定されている場合にのみ、使用できることに注意してください。

journald_compression

このブール型変数を使用して、デフォルトの 512 バイトより大きい journald データオブジェクトに圧縮を適用します。デフォルト値は true です。

journald_sync_interval

この変数を使用して、journald が現在使用されているジャーナルファイルをディスクに同期するまでの時間を分単位で指定します。デフォルトでは、ロールは現在の値を変更しません。

関連情報

  • journald.conf(5) の man ページ
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