4.18. 仮想化
IBM Z 仮想マシンが、最大 248 CPU を実行できるようになりました。
以前のリリースでは、DIAG318
が有効な IBM Z (s390x) 仮想マシン (VM) で使用できる CPU の数は 240 に制限されていました。現在、Extended-Length SCCB を使用して、IBM Z VM は最大 248 個の CPU を実行できます。
(JIRA:RHELPLAN-44450)
HMAT が RHEL KVM でサポートされるようになりました。
今回の更新で、RHEL KVM で ACPI Heterogeneous Memory Attribute Table (HMAT) に対応するようになりました。ACPI HMAT は、メモリーサイドキャッシュ属性などのメモリー属性に関する情報と、システム物理アドレス (SPA) メモリー範囲に関連する帯域幅およびレイテンシーの詳細を提供することで、メモリーを最適化します。
(JIRA:RHELPLAN-37817)
仮想マシンが Intel Atom P5000 プロセッサーの機能を使用できるようになりました。
Snowridge
CPU モデル名が仮想マシンで利用できるようになりました。Intel Atom P5000 プロセッサーを持つホストでは、仮想マシンの XML 設定の CPU タイプとして Snowridge
を使用するホストで、これらのプロセッサーの新機能が仮想マシンに公開されます。
(JIRA:RHELPLAN-37579)
Windows 10 以降の仮想マシンで、virtio-gpu
デバイスがより適切に動作するようになりました。
今回の更新で virtio-win
ドライバーが拡張され、選択した Windows プラットフォームで virtio-gpu
デバイスのカスタムドライバーも提供されるようになりました。これにより、Windows 10 以降をゲストシステムとして使用する仮想マシンで virtio-gpu
デバイスのパフォーマンスが向上しました。さらに、デバイスは、将来の機能強化から virtio-win
にも活用できます。
第 3 世代 AMD EPYC プロセッサーの仮想化サポート
今回の更新で、RHEL 8 の仮想化で、第 3 世代 AMD EPYC プロセッサー (EPYC Milan としても知られる) のサポートが追加されました。これにより、RHEL 8 でホストされる仮想マシンは EPYC-Milan
CPU モデルを使用し、プロセッサーが提供する新機能を使用できるようになりました。
(BZ#1790620)